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5月4日(土)、駒沢オリンピック公園屋内球技場にて第68回関東大学バスケットボール選手権大会の準決勝が行われた。この日の相手は、前日にインカレ王者の東海大学を破り、勢いに乗る白鷗大学。
専大69(16-23、11-26、20-19、22-10)78白鷗大
スタメン
#5 安部紘貴(商4・飛龍高)
#12 西野曜(経済3・近大附高)
#23 キング開(文2・アレセイア湘南高)
#30 アブ フィリップ(経営4・アレセイア湘南高)
#95 齋藤瑠偉(経営2・羽黒高)
第1クォーター、開始直ぐに先制点を許すものの、#23キングと#30アブの連続得点で直ぐに巻き返しを図る。しかし、その後、連続失点。一気に10点差に。#12西野がゴール下などで粘りをみせるも、16-23で第2クォーターへ。
第2クォーター、またもや開始早々に得点される。そのまま流れを持っていかれ点差が20を越えると専大はタイムアウト。#10喜志永修斗(経営1・豊浦高)の3Pシュートが決まると、専大も得点が決まり始め、白鷗大に食らいつく。27-49で前半を終える。
第3クォーター、専大は#12西野や#30アブを中心に怒涛の10連続得点を挙げ、流れを掴む。しかし、中々点差は縮まらず47-68で第4クォーターへ。
第4クォーター、#46寺澤大夢(文2・東海大諏訪高)のフリースローで幕を開ける。その後も#46寺澤は#88重冨周希(経済3・福岡第一高)のアシストからのシュート、相手のこぼれ球に反応しそのまま得点するなどチームに貢献。#46寺澤はこのピリオドで13点を稼いだ。その活躍もあり、終始流れは専大へ。6点差まで詰め寄るも、一歩及ばず最終スコア69-78で試合終了。決勝進出とはならなかった。
▲#46寺澤
▲#12西野
▲#30アブ
▲#23キング
▲#10喜志永
コメント
佐々木優一監督
今日の試合を振り返って
「白鷗大は昨日、東海大に勝ち、勢いのあるチームなので、開始5分でどれだけディフェンスでプレッシャーをかけて、勢いを断ち切るかということを課題としていた。しかし、オフェンスがうまくいかないところでディフェンスを緩めてしまったり、リバウンドに行けなかったりした。そこで相手に、自分のリズムで勢いのあるオフェンスをやられてしまった。その点が前半で反省しなければいけない。ただ、このゲームの中で、後半、選手達が本当の意味でディフェンス、ディフェンスから入るということ、リバウンド、の重要性に対応できた。我慢をすごくしたとは思うが20点以上開いた点差を、最後は詰めることができたというのは収穫のあるゲームだった。
選手の頑張りでベスト4まで残れて、明日は3位決定戦。高いレベルの試合がもうひとつできるので、(今日の)後半のディフェンスとメンタルを明日は前半からできれば、3、4年はリーグ戦に繋がる。1、2年は新人戦に繋がる。負けはしたが、後半のメンタルがコンスタントにできるようになれば、本物のチームになるという課題が見えたので、そこは明日に繋げたい」
前半がうまくいかなかった要因
「スタートする時に気持ちがオフェンスから入っている。(気持ちが)オフェンスをどう展開していこうかというところから入っている。オフェンスがうまくいかないと、ディフェンスが中途半端になってしまう。今日の後半の頭はスタートのメンバーだったけれど、ディフェンスから入るというメンタルで『1本ずつシンプルにやっていこう』『狙いすぎずパスを回していこう』『ディフェンスとリバウンドをとにかくやろう』と入れていた(ので後半は良かった)。」
第4クォーターの終盤のタイムアウトではどのような指示をしたか
「ディフェンスのプレッシャーが効いていた中で、特に何が嫌がられていたかというと、#46寺澤が3番で出た時のインサイド。オフェンスをスムーズにやりたいが、ゲームの中にいるとあまり見えないので、インサイドにボールが入った時のポジションの確認をした。他には、リバウンドが成功していて、オフェンスに繋がっているので、ディフェンスは前からプレッシャーをかけて、リバウンドをしっかり取って、オフェンスに繋げていこうということ。やはりゲームの中で新しいことするのは無理なので、練習でやってきたことの整理をさせて、現状も整理すると、タイムアウト明けはそれが忠実にできている。選手達のゲーム中にアジャストしていく能力が少しずつついていると感じている」
次戦に向けて
「3、4年にしたら前期は最後なので自分達のゲームをしたい。また、今日の反省点や修正点をリーグ戦に繋がる試合をして、勝って終わりたいと思う。」
#12西野
今日の試合を振り返って
「今日は自分達のダメなパターンが前半から出たと思う。ベスト4まで来ると相手も強くなる。ベスト16や8では、最初勢いを持っていかれても後から食らいつくことができた。今日は相手も相手で、勢いで最初持っていかれて、自分達も徐々に挽回していったけれども、手遅れだった。不完全燃焼だった」
勢いを持っていかれた要因
「相手のセットプレーに引っかかってしまった」
次戦に向けて
「最後の試合なので良い終わり方をしたい」
#46寺澤
今日の試合を振り返って
「試合の入りが悪く、あれだけ点差がついてしまうと逆転までは持っていけなかった。試合の入りはこれからの課題だと思う」
試合の入りで点差がついてしまった要因は
「リバウンドを取られ、単純なブレイクを多くだされてしまったこと」
自分のプレーの中で上手くいったと思うところ
「インサイドで体を張れたところ」
次戦に向けて
「やることは変わらないと思うので、いつも通り勝ちを目指して頑張りたい」
専大バスケ部は5月5日(日)、水元総合スポーツセンターにて、大東文化大学との3位決定戦に挑む。
(文=山下佳帆・経営2、写真=山下、岡本真凜・経営2)