News

最新ニュース


2019.05.03
バスケ

【男子バスケ部】拓殖大に勝利 強さ見せ付ける

5月3日(金)、駒沢オリンピック公園屋内球技場にて第68回関東大学バスケットボール選手権大会が行われ、専大は準々決勝に臨んだ。対戦相手である拓殖大学は昨季のリーグ戦にて関東1部から関東2部へと降格したものの、このトーナメントでは関東1部のチームに勝利し、勢いに乗っている。第1クォーターは#30フィリップのインサイドで得点を重ねるも、拓大の3Pシュートが好調。8得点のビハインドを背負う。続く第2クォーターで専大は拓大を僅か8得点に抑え、ディフェンスリバウンドもしっかりと自分たちのものとし、36-35で前半を終える。後半が開始すると専大が得点出来ない時間帯が続き悪い流れとなるが、専大のタイムアウト明けから段々と盛り返す。第3クォーターの後半に逆転に成功すると、その後は拓大に主導権を握らせず90-62で勝利し、5月4日(土)に行われる白鷗大との準決勝へ駒を進めた。



専大 90(19-27,17-8,23-20,31-7)62 拓大



スタメン


#5 安部紘貴(商4・飛龍高)



#12 西野曜(経済3・近大附高)



#23 キング開(文2・アレセイア湘南高)



#30 アブ フィリップ(経営4・アレセイア湘南高)



#95 齋藤瑠偉(経営2・羽黒高)



 第1クォーター、#30フィリップが2本のダンクを決めるなどインサイドで圧倒し、このクォーターだけで12得点を挙げる。しかし、拓大にオフェンスリバウンドを取られてしまい、セカンドチャンスを与えてしまうシーンが目立つ。さらに拓大は3Pシュートを確率よく沈め、19-27と専大は後れをとる。


 第2クォーター、オフェンスリバウンドから#12西野のゴール下、#28野﨑由之(経済2・市立船橋高)の3Pシュート、#1山本翔太(商2・日大山形高)のゴール下などで専大が連続得点を挙げ、拓大がたまらずタイムアウトを請求。第2クォーター開始からタイムアウトまでの2分48秒の間を7-0のランとする。その後は一進一退の攻防が続き、36-35と第1クォーターで開いた差を取り戻し、後半へ。


 第3クォーター、再び拓大の流れとなり、連続得点を許してしまう。この状況を見かねて専大はタイムアウトを求め、立て直しを図る。その後、専大は#46寺澤大夢(文2・東海大諏訪高)がインサイドでのシュートと3Pシュートを沈め、#23キング開(文2・アレセイア湘南高)が前を走り、#88重冨周希(経済3・福岡第一高)からのパスを受けファストブレイクを決める。得意の形であるファストブレイクが出始めた専大は流れに乗り、59-55で第4クォーターへ。


 #10喜志永修斗(経営1・豊浦高)の3Pシュートで最終クォーターの幕を開けると、#28野﨑が相手の進路を塞ぐディフェンスで貢献し、次のオフェンスではフローターショットを沈める。波を掴んだ専大の勢いは凄まじく、#30フィリップの磐石のインサイドや、オフェンスリバウンドを取り、自らセカンドチャンスでゴール下を沈めてみせた#23キングの得点などで拓大を一気に突き放す。このクォーターで専大は31得点、拓大は7得点と、攻守共に素晴らしい形で試合を締め、90-62で専大は準決勝へと勝ち進んだ。


 #30フィリップは19得点15リバウンドとダブルダブルの活躍を残し、#23キングは数多くのファストブレイクを成功させ22得点とチームハイの得点。#46寺澤はこの日放った3本の3Pシュートを全て沈め、21得点とキングに次ぐ活躍を見せた。


 専大は5月4日(土)に、昨年インカレ王者である東海大を破った白鷗大との準決勝に挑む。



▲#30 アブフィリップ



▲#46 寺澤大夢



▲#23 キング開


#23 キング開


今日の試合を振り返って

「前半はオフェンスでもディフェンスでも相手にリバウンドを取られてしまい、自分たちの思うようなバスケが出来ず、競った展開となってしまった。後半からリバウンドと走るバスケを意識し、勝つことが出来た」


第4クォーターでの勢いの要因は

「リバウンドを取った後のファストブレイクだったり、自分を中心に走って点を取れた。また、ガード陣が相手エースのリズムを作らせないようなディフェンスを心がけていたのが要因だったと思う」


次戦に向けて(インタビュー時は対戦相手確定前)

「東海大も白鷗大もどちらも強いチームなので、タフな試合になることは間違いない。今日の出だしのように緩んでいたら追い付けない試合になるかもしれないので、どちらと対戦することになっても最初からディフェンスとリバウンドを中心に自分たちらしいバスケをして勝ちたい」



(文=岡本真凜・経営2 写真も)