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2019.05.01
バスケ

【男子バスケ部】法政大に快勝!準々決勝へ!

68回関東大学バスケットボール選手権

5月1日(水) 11:00tipoff

@駒沢屋内球技場

専大 8563 法政

 



上武大学に勝利した専大は、6回戦で法政大学と対戦した。専大は第1ピリオド終盤に流れをつかむと、第2ピリオドも勢いそのままに得点を重ね16点差で前半を終える。後半も攻守ともに好調を維持した専大は85-63で法政に勝利し、準々決勝に駒を進めた。

 

 

専大 8520-13,22-13,21-20,22,1763 法政

 

スタメン

#5 安部紘貴(商4・飛龍高)

#12 西野曜(経済3・近大附高)

#23 キング開(文2・アレセイア湘南高)

#30 アブ フィリップ(経営4・アレセイア湘南高)

#95 齋藤瑠偉(経営2・羽黒高)

 

 

 第1ピリオドの立ち上がりは法政が主導権を握る。専大ディフェンスの裏をとりインサイドから得点し先制すると、次のオフェンスではしっかりとボールを回し3ポイントシュートを連続で決めるなどオフェンス好調。一方専大はシュートミスが目立ちなかなか得点を重ねることができず、5分経過時点で7-12と5点差をつけられ苦しい展開に。


なんとか流れを引き寄せたい専大。この悪い流れを断ち切ったのは#12西野だった。1on1からミドルシュートを決め3点差にすると、次のディフェンスでは相手のターンオーバーからボールを奪い、レイアップを決め連続得点で1点差。ここで法政はタイムアウトを取り体勢の立て直しを図るも、流れに乗った専大のオフェンスは止まらない。タイムアウト明け早々に#23キングのインターセプトから速攻が決まり逆転に成功すると、次のオフェンスでは#95齋藤が法政ディフェンスを一人で突破し躍動。さらに#12西野のダンクシュートも炸裂し、終盤の流れは完全に専大が取った。ディフェンスでも法政を抑え込み、20-13と7点リードでこのピリオドを終える。


 

 ▲このピリオドの起点となり、流れを引き寄せた#12西野



 続く第2ピリオドも専大のペースで試合は進む。途中出場の#28野﨑由之(経済2・市立船橋高)が魅せた。華麗なフェイントで法政ディフェンスをかわしレイアップを決めると、アシストや3ポイントシュートを成功させオフェンスのキーとして活躍。点差を二桁まで広げた。

#28野﨑の勢いに乗って他の選手にもエンジンがかかる。#10喜志永修斗(経営1・豊浦高)はノールックパスを成功させアシストを記録し、#30フィリップはダンクシュートにインターセプトと攻守にわたってチームを支えた。終始好調を維持した専大は422616点差をつけて前半を終了した。

 


 ▲先月の京王電鉄杯でも活躍し、注目選手の一人である#28野﨑



 後半、専大は#30フィリップを中心に攻める。得意のインサイドから得点を重ねると、さらに3ポイントラインからドライブを仕掛けそのままダンクシュートを決めるなどその身体能力の高さを遺憾なく発揮し、点差を20点まで広げることに成功する。#46寺澤大夢(文2・東海大諏訪高)、#1山本翔太(商2・日大山形高)の3ポイントシュートや#88重冨周希(経済3・福岡第一高)の果敢なカットインなど層の厚さでも法政を圧倒。ディフェンスでも相手エースを7得点に封じ込めるなど法政を寄せ付けず、8563で勝利。準々決勝進出を決めた。

 


 ▲インサイドの核として大車輪の活躍をみせた#30フィリップ


 





#12西野

 

―今日の試合を振り返って

「敵チームのエース、今日の相手の法政なら6番がキーマン。Bリーグを経験していて、得点能力も身長ある。最初は(6番に)ボールを持たせないというディフェンスとシューターを抑えた。その結果、今回は相手エースを7得点に抑えることができ、脅威には感じなかった。自分達はいつもスロースタートで、前半の入りが良くないが、ディフェンスから入れて、流れが掴めたんじゃないかなと思う」

 

―次戦への意気込み

「アウトサイド。自分達はアウトサイドの4番、5番は危ういが、普通には打たせないことを意識して、ドライブさせて、チームでのディフェンス、守ることを意識して頑張りたい」

 

 

#28野﨑

 

―今日の試合を振り返って

「相手の鍵となる選手をどれだけ抑えられるかというのを目標にし、結果7得点に抑えられたことが勝てた要因だと思う」

 

―自分の中で上手くいったと思うプレー

「自分はディフェンスしかするつもりがなかったが、練習通りオフェンスをやっていたら調子がよかった。自分の得意なスリーを打てて、点が取れてよかった」

 

―次戦への意気込み

「次の試合も走ってくるチームなので、しっかり上からディフェンスに当たって勝ちたいと思う」

 

 

佐々木監督

 

―今日の試合を振り返って

「京王電鉄杯では1度やってる相手ではあったが、6番の中村くんがいない状態で戦っていたので、うちの選手も(今日は)違ったチームになっているという理解はあった。なので、京王で勝ってるから今回も大丈夫という気持ちはチーム全体で全く無かった。昨日1日、フィルムを見て、中村くんが起点となってバスケットをしてくるから、彼に関しては簡単にバスケットをやらせないように。彼につく選手は極力(ボールを)持たせないディフェンスでやっていこうと話した。つく選手が入れ替わり立ち替わりいたけれども、(やりたいように)やらせないように、しっかり仕事をしてくれた。スコアを1桁に抑えられたし、全体のスコアも抑えられた。序盤こそ、ポロポロと得点がなかなかうまく決まらない時間帯というのはあったが、そこで崩れずにディフェンスからというのができたので、チームとしてやるべきことを意識してできたかなと思う。」

 

―次戦への意気込み

「外があるチーム。明日1日空くので、フィルムを見ながら、ディフェンスからしっかり調整していく。オフェンスに関しては出た選手がやるべきことをやって、うまく出来ている。なので、とにかくディフェンスで相手のやりたいことをやらせないように、調整して、確認して、臨みたい。ただリバウンドが少し気になる。相手のオフェンスリバウンドがかなり飛び込まれているから、シュート打たれた後のリバウンドで、相手にセカンドチャンスを与えてしまうと、1回目は守れても、2回目3回目となると、オフェンスのほうが強いスポーツなので(厳しい)。やはり、締めなくてはいけないのはディフェンス プラスアルファ リバウンドという点」






(文=村山健人・商2、写真=山下佳帆・経営2)