最新ニュース
4月8日 平成31年度東都大学野球 春季リーグ戦対日本大学第1回戦 in上尾市民球場
1点が遠かった。4月8日専大は東都大学野球 春季リーグ初戦を迎えた。相手は昨シーズン勝ち星を付けられなかった日大であり、この日も苦戦を強いられた。 前田敬太(商4・中部商業高)が二桁奪三振をマークするなど守備にもミスはなくそれだけに1点の重みを感じさせる試合となった。
4月8日 日本大戦 第1戦
<スコア>
専大|000000000|0
日大|000100000|1
<スタメン>
1(遊)大庭樹也(経済3・明豊高)
2 (中)金沢龍介(経済3・秋田高)
3 (左)白倉僚(経済3・文星芸大附高)
4 (右)火ノ浦明正(経済4・れいめい高)
5 (指)平湯蒼藍(経済4・長崎海星高)
6 (三)岡本良樹(経営4・専大松戸高)
7 (中)金沢龍介(経済2・秋田高)
8 (捕)深水祐貴(経営4・熊本工高)
9 (二)池間誉人(商4・糸満高)
P前田敬太(商4・中部商業高)
先発は前田、初回3者連続三振で切って取ると3回までの9つのアウトのうち5つを三振で奪うなど試合を支配する投球をしていた。しかし4回一死ランナー無しから死球を与えてしまいランナーを背負うと、次の打者の間に二盗を成功させられ一死二塁とこの日初めてのピンチを迎える。ストレートで押していた前田はこの場面でも直球で切り抜けようとしたが相手の方が一枚上手だった。直球を完璧に捉えられると打球は無情にも二遊間を破りタイムリーヒットとなった。「勝負を焦り過ぎた」と前田自身が振り返るとおりこの1点は勝負を決定づけるものとなった。
▲前田は好投するも勝ち星は掴めなかった
打線はチャンスを幾度も作るがあと1本が打てず得点に繋がらなかった。2回先頭打者の火ノ浦明正(経済4・れいめい高)がセンター前ヒットで出塁すると、続く平湯蒼藍(経済4・長崎海星高)は四球を選び無死一、二塁とする。その後、岡本良が初球でバントを成功させ一死二、三塁と絶好のチャンスを作る。しかし、相手投手を攻略できず得点は入らなかった。同じように3回は白倉がライト線へのツーベースヒットで出塁、4回にも金沢が左中間へのツーベースヒットで出塁するもどちらも後続が倒れた 。
▲白倉はライト線へのツーベースでチャンスメークする
▲相手投手に警戒されながらも火ノ浦はこの日安打を含む3出塁でチームに貢献した
攻め手を欠いた専大は日大の継投策にハマってしまい相手投手を打ち崩すことが出来ず接戦の末敗れた。開幕戦を落とした専大だがこのまま強力打線が眠っているはずもない。2戦目以降打線の繋がりが生まれることに期待したい。
平湯蒼藍主将
「2回から4回までの序盤に得点を取れていれば流れは完全にうちのペースだった。チャンスでの打席で消極的になってしまっていたので明日の試合では初球から臆することなく振っていき相手を圧倒したい。前田がエースらしい投球をしてあげたので勝たせてあげたかった。日大は絶対に勝てる相手なので自分たち本来の野球をして勝ち切りたい」
前田敬太投手
開幕戦だからというので特別な緊張感はなく安定した気持ちで投げることは出来た。初回の3者連続三振は出来過ぎだったが、どの変化球もコースに決まっていたので余裕を持てた。しかし4回は得点圏にランナーを置いた状況での場面で勝負を急ぎ過ぎてしまった。もっと相手を焦らすことができた。今日の結果に満足せず次回の登板ではより質の高い投球をしたい」
齋藤正直監督
「前田がいい投球をしていたので勝たせたかったが、ワンチャンスをものにした向こう(日大)が一枚上手だった。しかし、このまま負けたら選手も悔しいし、明日はこちらの打線も黙っていない。勝つという気迫を前面にだして戦っていき勝利したい」
(八代哲・経済3=写真も)