News

最新ニュース


2019.03.24
卓球

【卓球部】女子複でベスト16!

71回東京卓球選手権大会

3月22日~24日 @駒沢体育館

 

 第71回東京卓球選手権大会が駒沢体育館で行われた。実業団選手も参加するハイレベルなこの大会。女子ダブルスでは木村香純(経営2・四天王寺高)・牧之内菜央(文3・遊学館高)ペア、柴田理彩(文2・希望が丘高)・森本枝里(人間科学2・白子高)ペアがベスト16。シングルスでは木村がベスト32という結果だった。

 

 

 木村・牧之内ペアは3回戦で全日本選手権ベスト16の中畑・船本ペア(愛知工業大)にストレートで勝利すると、4回戦で中国電力の????田・宋ペアと対戦した。試合は今大会好調を維持している土田・宋ペアの攻撃を前に、木村・牧之内ペアは主導権を握ることができず0-2と追い込まれてしまう。なんとか挽回を図りたい木村・牧之内ペアだが、第3ゲームも序盤からリードを許してしまう苦しい展開に。木村・牧之内ペアはタイムアウトを要求し流れを変えようと試みるも、最後まで相手の攻撃を止めることができずにストレート負け。ベスト16で大会を終えた。

 

牧之内(左)と木村(右)は健闘するも惜しくも敗れた。



 試合後、牧之内は「ベスト8に入りたかったので悔しい」と唇を噛んだ。それでも「春季リーグまでにはしっかり調整をして、チームに貢献できるように頑張りたい」と意気込む。昨年の全日学ではシングルスでベスト16にランクインし、専大の主力選手に成長した牧之内。持ち味である両ハンドの速攻を武器に、専大の3季ぶりリーグ優勝のためにもその活躍が欠かせない。

 

 

 

 柴田・森本ペアは2回戦、3回戦で社会人選手を破り4回戦に進出した。相手は愛知工業大学の松本・上田ペア。試合は柴田・森本ペアのペースで試合が進み、2-0と勝利に王手をかける。しかし第3ゲームに入ると相手はサーブに重点を置き、様々な種類のサーブを多用するようになる。この作戦に柴田・森本ペアは対応できずこのゲームを5-11で落としてしまうと、流れに乗った相手に第4ゲームも取られてしまい試合は振り出しに戻ってしまう。最終ゲームに入っても形勢は好転しない。流れを切るべくタイムアウトを取るも、流れを変えるまでには至らずそのまま試合は終了。柴田・森本ペアもベスト16で姿を消した。

 

 「相手に戦術を変えられて自分たちが対応できなかったのが敗因」と柴田と森本は口をそろえて語った。しかし社会人選手も出場する今大会でベスト16まで進出したことは大きな自信になったことだろう。

 

 ▲森本(左)と柴田(右)は逆転負けで悔しい結果となった。



 

 女子シングルスでは木村が一人奮闘した。3回戦まで相手に1ゲームも落とさない圧勝でトーナメントを勝ち上がり、4回戦では勢いそのままにスーパーシードの高山(札幌大谷高)を4-1で破り5回戦へ駒を進めた。5回戦の相手はダブルスで敗退を喫している宋(中国電力)。序盤は一進一退の攻防が続く互角の展開だったが、2-2からの第5ゲームで序盤からカウント0-3と劣勢に陥るとそのまま相手が流れに乗りこのゲームを奪われてしまう。第6ゲームも木村は流れをつかめず防戦一方に。巻き返しを図るも最後まで相手優位に試合が進み、そのまま試合終了となってしまった。

 

社会人選手相手でも積極的に攻撃を試みたが、力及ばずランク入り手前で敗れた。



 木村は今後の目標を「安藤さんみたいなポジションになりたい」と語っていた。

 4年間にわたり専大のエースとして活躍した安藤みなみ(平31商・十六銀行)。安藤はリーグ戦においてシングルス・ダブルス両方で勝利を飾る頼もしい存在であった。安藤が卒業し戦力ダウンは必至だが、この1年で大きな飛躍を遂げた木村は勝利の方程式の一角として専大を引っ張っていくことだろう。


 女子卓球部の今後の活躍に目が離せない。



※学年、所属は4月以降のもの



(村山健人・商2)