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11月24日、第66回全日本大学バスケットボール選手権大会が代々木第二体育館にて行われた。専大の1回戦の相手は東北1位の仙台大。序盤から接戦となり、僅かに専大がリードして前半を終える。後半早々に逆転され、嫌な試合展開に。しかし、点差は離されず、接戦のまま最終ピリオドへ。第4ピリオドは#24田代を中心に得点し、1度も追いつかれることなく、75-68で勝利し、2回戦へ駒を進めた。
(スコア)
専大75(22-18、21-19、12-16、20-15)68仙台大
(スタメン)
#6 渡辺竜之佑(経営2・福岡第一高)
#13 石上潤(経済3・浜松商高)
#24 田代直希(商3・東海大浦安高)
#35 鈴木駿平(経済4・伊豆中央高)
#47 藤田弘道(経営4・福大大濠高)
第1ピリオド、ファーストシュートを相手に取られるものの、#13石上の3Pシュート、#47藤田のミドルシュートなどで得点していく。中盤になっても#35鈴木のカウント、#6渡辺の3Pシュートなどでリードを広げる。しかし、終盤になると、仙台大#18中村優斗選手(明成高)にシュートをことごとく決められ、16-15と1点差まで縮められる。だがその後は#11秋山熙(経営1・東海大浦安高)のドライブなどが決まり、逆転されることなく、22―18で終える。
第2ピリオド、序盤から猛攻を仕掛ける。#7國分大輔(経営2・名古屋大谷高)の3Pシュート、#6渡辺のカウントなどでリードを二桁得点差に離す。中盤も#6渡辺のドライブ、#7國分の3Pシュートなどでリードを保つ。終盤は相手にカウントを決められるなどするが、43-37と6点リードして前半を終える。
▲#13石上はポイントガードとして試合をコントロールする。
第3ピリオド、幸先よく#24田代のドライブが決まるが、その後はシュートがことごとく入らなくなる。その間に仙台大に得点されてしまい、7分19秒カウントを決められ45-46と逆転される。中盤は#24田代のフリースロー、3Pシュートで得点しなんとか食らいつく。終盤になっても拮抗した場面が続く。終了間際#11秋山のスティールから速攻が決まり、55-53と僅かにリードして最終ピリオドへ。
第4ピリオド、ディフェンスが機能し、仙台大のオフェンスを止める。得点が動かない時間が続くが、#24田代が果敢に攻め相手に流れを渡さない。残り1分台に入り、69-59と10点リードになりこのまま勝利かと思いきや、仙台大#66庄司優也選手(羽黒高)に3Pシュートを2本決められ、試合はまだわからなくなる。しかし、残り1分を切ると仙台大にファールゲームに持ち込まれ、#24田代、#11秋山がフリースローを落ち着いて決めて勝負あり。75-68で勝利した。また、終了間際、キャプテンの#10小田悠太(経済4・中村学園山陽高)がけがを乗り越え出場した。
全日本インカレはリーグ戦で対戦しない相手と当たることが多いので選手もやりづらさを感じていたかもしれない。仙台大に苦戦したものの、なんとか勝利した専大。次戦は大阪学院大に接戦の末勝利した東海大と対戦する。王者に土をつけられるか注目したい。
(阿部 理志・文2)
▲#24田代は不調ながら25得点と勝利に貢献した。
▲キャプテンとしてチームをまとめる#10小田。
佐々木監督
「途中逆転されたが、選手たちだけで修正してくれたのが良かった。ディフェンスから修正してオフェンスに良い流れをもっていけたので勝てた。これを40分間徹底していかないと東海大は倒せない。今のチームでどれだけできるか、簡単には負けられない。」