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2018.12.10
バスケ

【男子バスケ部】インカレ開幕 38点差で快勝!


12月10日、大田区総合体育館にて第70回全日本大学バスケットボール選手権記念大会が開幕した。一般に「インカレ」と呼ばれるこの大会はトーナメント制で、全ての試合が一発勝負。出場チームは全国のリーグ戦上位の大学たち。つまり、この大会を制した大学が『日本一』の称号を得ることとなる。 昨年の専大はリーグ戦で準優勝に輝いたものの、まさかの2回戦敗退。ベスト16でトーナメントから姿を消すという悔しい結果に終わっている。
専大は同じ轍は踏まないと「優勝」の2文字を掲げ、同志社大学との初戦に臨んだ。
 
 
 
10日 対 同志社大学
 
専大71(14-3、16-9、18-14、23-7)33同志社大
 
スタメン
 
#9 重冨 友希(経営2・福岡第一高)
 
#10 大沢 希晴(経営4・長野俊英高)
 
#12 西野 曜(経済2・近大附高)
 
#30 アブ フィリップ(経営3・アレセイア湘南高)
 
#34 盛實 海翔(商3・能代工高)
 
 
 
第1ピリオド、なかなかシュートが決まらずに重い立ち上がりとなる。しかし残り5分をきると#12 西野のシュートを皮切りに、段々とシュートが入ってくる。#10 大沢のブロックショットも決まり、このピリオドの同志社大は僅か3得点に抑える。
 
 
第2ピリオド、#46 寺澤 大夢(文1・東海大諏訪高)が2ポイントシュート、3ポイントシュート、ファウルをもらってフリースローなど多彩なオフェンスを見せる。このピリオドでの専大の16得点のうち、11得点を#46 寺澤が稼いだ。ディフェンスでは高さの有利を活かしてこのピリオドも同志社大の得点を10得点以下に抑え、30-12と大量リードを奪う。
 
 
第3ピリオド、専大はゴール下の強さを見せつける。#30 フィリップがオフェンスリバウンドをもぎ取り、セカンドチャンスを多く生み出す。そのままパワーの差を見せつけ、得点を重ねていく。
 
 
第4ピリオド、専大はさらにオフェンスのギアを上げる。#23 キング開(文1・アレセイア湘南高)が連続得点で流れを掴むと、#14 長谷川翔(経済4・能代工高)の3ポイントシュートでベンチの盛り上がりは最高潮に。ベンチ登録メンバー全員が出場し、71-33と38点差の大勝利。専大は2回戦へと駒を進めた。
 
 



▲#30 フィリップ




▲#23 キング




▲#46 寺澤


佐々木 優一 監督
「(今日の試合を振り返って)リーグ戦が終わってから練習は良い雰囲気で出来ていたが、本番になると上手くいかない部分が絶対出てくるということは選手たちに伝えていた。相手もインカレに出場して、うちを倒しに来てくれているチームなので受け身に絶対ならないように、そしてどれだけオフェンスが固くなったとしても、とにかくディフェンスを我慢しようと意識した。リーグ戦もディフェンスで勝ち星を挙げてきてたので、自分たちの強さとか、自分たちが勝つパターンがなんなのかっていうのをしっかり整理して今日は入るようにと伝えた。

(今日の勝因)こちらのオフェンスが重いところがあったが、、向こうも固さが見えた部分があり、普段だったら入るようなシュートが入らないという形で救われた部分もあった。また、リバウンドからファーストブレイクに繋げていって、得点を重ねることが出来た。自分たちのゲーム運びが出来たことがよかったと思う。

(次の試合に向けて)今日は失点という部分では凄くいい形で出たが、ステージが上がれば上がるほど相手も強くなってくるし、今日のような形で簡単には勝たせてくれない。勝ったときこそ謙虚に、2日間空くのでディフェンスをもう1回修正して、いつも通りのバスケットが出来るように、しっかり修正して臨みたいと思う」


#46 寺澤 大夢
「(今日の試合を振り返って)自分の得意なリバウンドから流れを作ろうという気持ちで入って、その通りできた。その流れを作った後に3ポイントシュートだったりディフェンスができてよかった。
 
(次の試合に向けて)
今日はディフェンスで守るべきところがが徹底できていなかったので、もっとディフェンスに意識を持って、ディフェンスから流れを作っていきたい。
 
(今日の自分の良かった点)ディフェンスからブレイクが出たところがよかった」

 
#4 塚本 雄貴
「(今日の試合を振り返って)ゲームプラン通り出来て、オフェンスが駄目なときもディフェンスで頑張って点数を取られないことがよかった。リーグ戦で3位になれたのはオフェンスが駄目なときにディフェンスをみんなで頑張ってやるということが3位という結果に繋がったので、今日しっかりリーグ戦でよかったところが出たのでよかったと思う。

(次の試合に向けて)能力が高くて、バスケットをよく知っている選手がいるので、いかに仕事をさせないでしっかりディフェンスをして流れを作らせないことを意識したい。自分たちのやりたいことを戦術に則ってやっていきたいと思う」
 

また「初戦ということで固さはあったか?」と#4 塚本に尋ねてみると「僕見ていただければ分かると思うんですけど、ガチガチでした。やばかったです」と緊張があったことを明かしてくれた。
それだけこのインカレの舞台に懸ける思いが強いと伝わってくる。

優勝に向けた専大バスケ部の快進撃は始まったばかりだ。




(文=岡本真凜、写真=村山健人・商1、山下佳帆・経営1、岡本真凜)