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2018.11.11
バスケ

【男子バスケ部】大混戦のリーグ戦 ついに最終節迎える

1110日と11日、それぞれ青山学院大学相模原キャンパスと横浜国際プールにて、関東大学バスケットボールリーグ戦第21節、第22節が行われた。第21節の対戦相手である筑波大は第6節で敗れている相手であり、専大はリベンジに燃えるが惜しくも敵わず、今季のリーグ戦での筑波大との対戦成績は2敗となった。最終節となる第22節は青学大との一戦。第21節までの順位表を見ると勝率で並ぶ相手であり、この試合に負けると5位陥落もあり得る状況となっていた。絶対に負けられない大一番となった青学大戦は、第1ピリオドから自分たちのペースに持っていき、終始リードを保ったまま見事勝利を収めた。

 

 

10日 対 筑波大学

 

専大7212-2227-1919-1814-2079筑波大

 

スタメン

 

#9 重冨 友希 (経営2・福岡第一高)

 

#10 大沢 希晴 (経営4・長野俊英高)

 

#12 西野 曜 (経済2・近大附高)

 

#30 アブ フィリップ (経営3・アレセイア湘南高)

 

#34 盛實 海翔 (商3・能代工高)

 

 

第1ピリオドは立ち上がりが遅く、試合開始から4分ほど得点出来ない時間が続く。筑波大に連続得点を許し、思うように試合を展開出来ず、12-22と差をつけられ出鼻を挫く。

 

第2ピリオド、先ほどまでとは一転し、専大の反撃が始まる。#30 フィリップのダンクや#10 大沢の3ポイントシュートなどでじわじわと追い上げ、#5 安部 紘貴(商3・飛龍高)のバスケットカウントで同点とする。その後シュートを決められ、39-41と未だ追いかける側ではあったが、第1ピリオドの点差を埋めるような猛攻を見せた。

 

第3ピリオド、#12 西野が連続してシュートを沈めてリードを奪うも、差を広げられない。その後も一進一退の攻防が続き、#34 盛實の3ポイントシュートが要所で決まり、59-58で試合はほぼ振り出しの状態。そして最終ピリオドへ。

 

第4ピリオド、開始直後から筑波大の怒涛の攻撃を受け、あっという間に9点差をつけられる。#12 西野の個人ファウルも4つを数え、ピンチに陥る。これ以上離されまいと専大も踏ん張るが差は縮まらない。#10 大沢や#34 盛實の3ポイントシュートに託すも、リングに嫌われ72-79で敗北。連勝は5でストップし、1013日の早大戦以来の黒星となった。

 

 


 

 ▲#34 盛實 海翔

 

 

▲#46 寺澤 大夢(文1・東海大諏訪高)



 

▲#16 野口 夏来(経済4・福岡大大濠高)


 

 

佐々木 優一 監督

(今日の試合を振り返って)前の試合から2週間が空き、筑波大は先週の日曜日(3日)に試合があり、勝利していた。試合の入りが緩くなってしまうことや、筑波大が緊張感を保ったまま、良い形で流れが出来ていたのが不安要素だった。試合前にはとにかく試合の入りを意識しようと話したが、第1ピリオドでオフェンスが思うようにいかず、10点差をつけられてしまったのが全てなのかなと感じている。前半が終わって2点差まで詰めることが出来たのはチーム力。それぞれの選手がやるべき仕事をしてくれた結果だと思う。1つのミスや1つのリバウンドというほんの少しの差で勝ちに繋げることが出来なかったということを感じるゲームだった。

(次の青学大戦に向けて)ディフェンスから我慢して、リバウンドを確実に取ってオフェンスに繋げていくという自分たちの良い形が出せるようにしたい。結果が出ているときというのは今までずっと練習でやってきたことが出てるときなので、まずはディフェンスとリバウンドという意識を強く持って、オフェンスは冷静にやっていきたい。コートに出ている選手というのはそれぞれ仕事をしてくれて、チーム力はあると思っているので、チーム全員で勝利に繋げることが出来るように明日の試合を戦っていきたいと思う。」

 

 

 

 

11日 対 青山学院大学

 

専大8019-919-1820-1822-2772青学大

 

スタメン

 

#9 重冨 友希 (経営2・福岡第一高)

 

#10 大沢 希晴 (経営4・長野俊英高)

 

#12 西野 曜 (経済2・近大附高)

 

#30 アブ フィリップ (経営3・アレセイア湘南高)

 

#34 盛實 海翔 (商3・能代工高)

 

 

第1ピリオド、昨日とは打って変わって快調な滑り出しを見せる。#10 大沢や#12西野らの活躍で連続12得点と一気に波に乗り、19-9と突き放す。

 

第2ピリオドも専大のペースは続く。#8 幸崎 竜馬(ネット情報4・能代工高)が得意のディフェンスでスティールし、そのボールを託された#23 キング 開(文1・アレセイア湘南高)がバスケットカウントをもらい、しっかりと3点プレーを決める。終盤には#4 塚本 雄貴(文4・アレセイア湘南高)と#34 盛實の3ポイントシュートが立て続けにリングに吸い込まれ、38-27で前半を終える。

 

3ピリオド、両者互角の展開が続くも、専大のシュートがリングに嫌われ始め、得点が止まってしまう。しかし、要所で#30 フィリップのインサイドや、#9 重冨(友)の3ポイントシュートが決まり、常に10点前後の点差を保って相手に流れを渡さない。58-45で最終ピリオドへ。

 

4ピリオド、#34 盛實が3本のフリースローをもらうと、それらを落ち着いて全て決めきり、さらに得点を重ねる。#46 寺澤と#23 キングの1年生コンビもそれに続き、青学大を寄せ付けない。最後までリードを守りきり、80-72でリーグ戦最終戦を白星で飾った。

 
この試合の結果、専大バスケ部は3位の座を守り切り、リーグ戦を終えた。




▲#4 塚本 雄貴



▲#10 大沢 希晴




▲#12 西野 曜



▲#8 幸崎 竜馬



佐々木 優一 監督

「昨日の筑波大の敗戦を引きずらないで、今日の勝ちに向けてどう切り替えてやれるかがポイントだった。ディフェンスで我慢してオフェンスに繋げていくということが今シーズンからよく出来ていて、それが選手たちが成長したところかなと凄く思っている。最終戦でプレイタイムをあげられなかった選手にしても、やるべきことをそれぞれが認識して、勝つために何をやらなければならないかというのを理解して試合に臨んでくれたので、最後の最後に自分たちのバスケットで勝利して終わらせることが出来た。インカレに繋がるゲームとなった」

 

#4 塚本 雄貴 コメント

「昨日の試合の出だしが悪かったところをみんなで修正して良い形で入れたのが良かったと思うし、最終的にその点差が影響して勝ったと思う。出だしが全てを決めたというわけではないが、今日の勝因はそれだったと思う」

 

#34 盛實 海翔 コメント

「個人的にはあまりシュートが入らなかったが、チームとしてはみんなで最後まで粘り切って、ディフェンス、リバウンドを徹底出来た。最後に4年生がみんな出られて、良い形でインカレに臨められるように終わったと思う」

 

 

(文=岡本真凜・経営1、写真=山下佳帆・経営1、岡本真凜)