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2018.10.28
サッカー

【サッカー部】集中応援は4失点惨敗…順位もとうとう10位に転落

JR東日本カップ2018 第92回関東大学サッカーリーグ戦(後期)

第18節 vs桐蔭横浜大学サッカー部

10月28日(日) 11:30 Kickoff

@三ツ沢公園陸上競技場(神奈川県横浜市)

専大 1-4 桐蔭大


▲応援に回った選手たちは揃いのユニフォームを着用し、スタンドを盛り上げた


 後期リーグが開幕して6試合を消化したが、未だに勝ち星のない専大サッカー部。集中応援となったこの一戦に同じく下位に沈む桐蔭大を迎え、後期初勝利を目指す。


以下、スターティングメンバー(4-3-3)

GK 1 塚田匡壮(商2・都文京高)

DF 8 河上将平(人間科3・東海大付属静岡翔洋高)

DF 15 鹿沼直生(経済3・静岡学園高)

DF 4 大西拓真(商4・都砂川高)

DF 2 古屋誠志郎(法3・市立船橋高)

MF 7 葛谷将平(経済4・大津高)

MF 32 小川匠(法3・西武台高)

MF 20 冨山大輔(経営2・関東第一高)

FW 11 中山克広(経済4・麻布大附属高)

FW 18 下田悠哉(法4・都鷺宮高)

FW 10 氣田亮真(文3・千葉敬愛高)


 DF西村慧祐(法3・習志野高)が累積警告により出場停止となったセンターバックに中盤を本職とする鹿沼が入り、その鹿沼が普段務めるボランチの位置には夏の総理大臣杯から頭角を現し始めているMF小川を起用。GKはここ3試合ゴールマウスを守った桐林海生(経済3・神戸国際大附属高)から塚田へシフトし、左サイドバックには主将のDF小林岩魚(法4・甲府第一高)ではなく古屋を起用した。前節から大幅にメンバーを組み替え、普段より重心を低くしてこの一戦に挑む。


▲今季初スタメンとなった小川は持ち前のハードワークで中盤を支えた


 先手を取ったのは専大だった。33分、左サイドでボールを受けたFW氣田がアーリー気味のクロスをゴール前に放り込むと、ここに走り込んだのはFW下田。相手のマークを振り切りフリーで抜け出すと、これを頭で合わせ鮮やかにゴールネットを揺らした。しかし、喜びも束の間。その2分後に中央を崩されあっさり同点弾を許すと、そのまた3分後に今度は自陣左サイドから崩され、あっという間に逆転されてしまい、1点ビハインドで前半を折り返す。


▲先制点を挙げ、喜びをあらわにする下田


 嫌な流れのまま前半を終えた専大は巻き返しを図るべく、MF冨山に代えFW中杉雄貴(経営3・追浜高)を後半開始から投入。さらに66分には氣田を下げ小林をピッチへ送り込む。小林はそのまま左ウィングの位置に入り、より攻撃的な布陣に変更した。しかし、専大ベンチの狙いとは裏腹に自慢の攻撃的サッカーは停滞してしまい、前線の選手が孤立。中杉やFW中山が得意のドリブルでなんとか反撃の糸口を探るも、チャンスらしいチャンスをつくることができない。そんななか迎えた76分、1失点目と同じように中央を崩され、一度は桐林がセーブするもこぼれ球を冷静に押し込まれダメ押しとなる3失点目。さらにアディショナルタイムには、自陣ゴール前での浮いたルーズボールに対し完全に足が止まり、4点目まで献上。7位までに与えられるインカレ出場権を獲得するには、ダメージの大きい敗北を喫してしまった。


▲途中出場の中杉は積極的に仕掛け、一人気を吐いた


 「今度こそは」と息巻いて臨んだ一戦だったが、ふたを開けてみればまさかの惨敗。集中応援となり、全學応援団によるチアリーディングショーやサッカー部OBのプロ選手のサイン入りグッズが当たるプレゼント抽選会といったイベントも開催されるなど大いに盛り上がりを見せたが、詰めかけた多くの観衆に勝利の二文字を届けることはできなかった。この敗戦により後期リーグ開幕後7試未勝利となり、順位はとうとう10位に転落。前期リーグを3位で折り返し、夏の総理大臣杯では全国ベスト8に進出したサッカー部が今、佳境に立たされている。


▲ハーフタイムショーではつらつとした演技を披露した全學応援団チアリーダー部“BLASTS”


以下、試合後インタビュー

下田悠哉

試合を振り返って―

「どのような内容でも勝ちたい試合だったので、非常に残念」

自身のゴールについて―

「最近は練習から多くゴールを決めることができているので、今日も点を取れる強い自信があった。クロスからのヘディングだったが、ああいったスペースに顔を出せるようになったのはFWとして成長していると感じる」

後期リーグでは未だ勝ち星がないが―

「選手層の薄さを感じる。離脱している選手の代わりに出場する選手がもっとチャンスを掴まないといけない。あとは点を取れるシーンでしっかり点を取りきって終わること。そうしないと流れも悪くなってくる」

失点が止められない現状について―

「個人的には守備の選手たちはよく頑張ってくれていると思う。ただ、全員で正確にパスをつないで攻撃するということができていないので、そういったところが失点につながってしまっている」

チームの雰囲気は―

「やはり勝てないと落ち込むし、良いとは言えない。こういった状況の時にチームを鼓舞するのが自分たち最上級生の役目だと思うので、引き締めてやっていきたい」

自身のコンディションは―

「調子は良いと思う。試合に出る時間があれば、点を取れるという自信が今はある」

次節の相手は今季2戦2敗の駒大だが―

「駒大のサッカーに合わせず、自分たちのサッカーをすれば勝機はあると思う。勝利に貢献できるように全力でやっていきたい」

会場へ足を運んでくださった方々へメッセージを―

「たくさんの応援ありがとうございました。まだインカレ出場権獲得の可能性が残っている以上、最後まで全力で戦いますので、引き続き応援よろしくお願いします」


▲両チーム通じて最多となる5本のシュートを放った下田


(文=藤森崚祐・文3、写真=藤森、一家駿介・文1)