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今年もスピードスケートのシーズンが幕を開けた。10月19日から21日の間にはジャパンカップ第1戦が、10月26日から28日の間には、第25回全日本スピードスケート距離別選手権がそれぞれ長野県長野市オリンピック記念アリーナ(エムウェーブ)で行われた。距離別選手権は専大から8選手が出場。大半の選手がジャパンカップのときよりタイムを伸ばした。また、大会終了後には男子1000m、1500mに出場した山口遼(経営1・帯広農高)が11月にポーランドで行われるジュニアワールドカップの派遣選手団に選出された事が発表された。
▲Jrワールドカップの派遣選手に選ばれた山口
今年は新1年生が4人入部し、昨年よりも部員数が増えたスピードスケート部。チーム最高学年の辻本一史(経営4・帯広農業高)は「今年は1年生もたくさん入ってくれたので、全員でインカレ優勝を目指して個々の力を伸ばしていきたい」と来年1月に行われる冬季インカレに向けて意気込んでいる。そこで、競技を終えた一部の選手に今シーズンにかける思いを聞いた。
○辻本一史(経営4・帯広農業高)
500m、1000mに出場
「タイムは昨年の今頃よりいいんですけど、上位との差が開いてしまったので、もっと差を縮めていきたいです。(新部員について)わりかりポジティブな人が多くて、1番つらい夏の練習でも音を上げずについてくるので『強い選手だな』と感じています。みんなインカレに向けて目標を定めてくれますし、僕にとっては大学ラストシーズンなので、全員の力で優勝したいですね」
▲2年前は先輩たちと共にインカレ優勝を経験した辻本。今季は中心選手として2年ぶりの優勝を目指す(写真撮影=八代)
○石川斗来(経営2・白樺学園高)
500m、1000mに出場
「距離別ではミスが多くてばらついた滑りになってしまいました。インカレは2年目になりますが、今年もチームに貢献する滑りができたらと思います」
○岩佐理央(経営1・帯広南商高)
500m、1000mに出場
○原田佳祐(経営2・諏訪二葉高)
5000m、10000mに出場
「先輩たちも今年は優勝しようと言ってくれるので、自分もそれに貢献できるようがんばりたいです。専大の長距離は『自分がエース』だと思っているので、その自覚を持ちながらやっていきたいです。この大会では納得いくレースができなかったので、またイチから練習ですね」
○山口遼(経営1・帯広農高)
1000m、1500mに出場
「この時期としてはまあまあのタイムが出せました。大会で速い選手の滑りを見てたくさんの刺激をもらいました。僕も追いつけるように頑張りたいです。インカレには速い選手もたくさん出場しますけど、そこで優勝に貢献できるように練習します」
▲コーナーでスピードを落とさない滑りに自信を持つ山口。「もっともっと曲がりで強くなりたい」と熱い向上心をのぞかせる
○堀川大地(経営1・白樺学園高)
1000m、1500mに出場
「(1000mで)自己ベストに近いタイムが出たので及第点ですね。去年のインカレでは部員が少ないのに3位になって、今年は僕たち1年生が4人加わったのできっと優勝できると思っています。中距離で核となる選手になって、得点をたくさん取れればと思います」
○毛利祐太郎(経営4・山形中央高)
マススタートに出場
「今シーズンは4年になったので、まずはたくさんの大会に出たいです。どのレースでも最後まで全力を出して、悔いの無い滑りをしたいです。インカレでは後輩のサポートもできるはずだと思うので、積極的にしていけたらと思います」
また、距離別選手権の最終日には男子10000mが行われ、専大OBの土屋良輔さん(平28卒・現メモリード)が国内最高記録となる13分18秒86で大会3連覇を達成した。
(飛田翼・文4、写真=飛田、八代)