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2018.10.17
野球

【野球部】6点差追いつくも延長戦の末敗れる

 10月17日サーティーフォー相模原球場にて東都大学野球2部秋季リーグ対東京農業大学戦(第2戦)が行われた。初戦を延長戦の末、勝利した専大。勝てば勝ち点を獲得し、2部優勝に向け更に1歩近づくことができるという大事な1戦。試合は2日連続の延長戦となった。




10月17日  対東京農業大戦  第2戦



東農大|103 011 000 000 1 |7

専大 |000 000 330 000 0 |6



<スタメン>

1 (中)山田克志(商4・東海大甲府高)

2 (遊)大庭樹也(経済2・明豊高)

3 (一)池間誉人(商3・糸満高)

4 (右)火ノ浦明正(経済3・れいめい高)

5 (三)岡本良樹(経営3・専大松戸高)

6 (指)平湯蒼藍(経済3・長崎海星高)

7 (二)福永裕基(文4・天理高)

8 (捕)深水裕貴(経営3・熊本工高)

9 (左)白倉僚(経済2・文星芸大附高)

P佐藤優人(経営2・前橋育英高)―吉川大翔(経済1・坂井高)―武田龍成(経営3・大曲工高)―青柳真珠(経営1・松商学園高)―勝田翔紀(商4・大社高)―角谷幸輝(商3・専大松戸高)




 第2戦のマウンドを任されたのは佐藤優。前カードの青山学院大戦では第2戦目の先発として登板し、勝ち投手となるなど好投をみせた。しかし、今日は立ち上がりから制球に苦しむ。先頭打者に四球を与えると、2番打者に送りバントを決められる。3番打者を空振り三振に仕留めるも、4番打者には1ストライク3ボールからの5球目の直球が大きく高めに外れこの回2つめの四球に。2死1、2塁となり迎えた5番打者の初球をライト前に運ばれ先制を許す。2回は無失点で切り抜けるも、3回、3、4番に連続ヒットを打たれここで専大は1年生左腕の吉川にスイッチ。5番打者はエラーで出塁し、無死満塁に。その後センターへの犠飛、左中間への2塁打、投手前のスクイズでこの回3点を失ってしまう。

 反撃したい専大だったが東農大投手の好投の前になかなかチャンスを作ることができない。6回まで出たヒットは1本のみで厳しい状況が続く。

 5回、6回にも1点ずつ得点され6点差で迎えた7回、専大が反撃に出る。1死後、5番岡本良が相手エラーで出塁。6番平湯がセンター前ヒット、7番福永が四球を選び1死満塁のチャンスを作る。ここで専大ベンチが動く。8番深水に変わり山本力也(経営4・熊本工高)を代打で送る。2ストライク3ボールからの6球目をセンター前に運び、2点タイムリーヒットを放つ。ベンチの期待に応えた山本力。この一打が完全なる東農大ペースで進んでいたこの試合の流れを変える。その後2死1、2塁から山田がレフトにタイムリーを放ちこの回3点を返す。

▲代打でタイムリーを放つ山本力

▲タイムリーを放つ山田克


 続く8回も専大の流れは続く。先頭の池間がヒットで出塁。その後2死になるも6番平湯が四球を選び1、2塁なる。ここで迎えるは主将の福永。「同点に追いつきたい。長打を狙いにいった」というこの打席。2球目を見事に捉え打球は右中間へ飛び見事同点に追いつく3ランホームランとなった。「打ったのは真ん中の真っ直ぐ。最高の結果になって良かった。」と本塁打を振り返った。この本塁打で6点差から同点に追いついた。この勢いのまま一気にサヨナラ勝ちと行きたいところだったが、その後得点することができず9回の攻撃も3人で終わり、試合は2試合連続の延長戦に入る。

▲2試合連続となる本塁打を放った福永


▲ベンチのメンバーから祝福される

 延長戦のマウンドには9回途中から登板の角谷がそのまま続投。ランナーは出すも粘りのピッチングを続けスコアボードに0を並べる。角谷の好投に応えたい打撃陣だったが、なかなかチャンスを作ることができない。

▲粘りの投球をみせた角谷 


 そして迎えた13回試合は動く。13回表、先頭を打ち取り1死後センター前ヒットを許す。続く打者をライトフライで打ち取り、2死1塁になり打順は7番に。1ボールからの2球目をセンターに運ばれ、その打球にエラーが絡み1塁ランナーが一気にホームにかえり与えたくはなかった1点を取られてしまう。

 何としてでも追いつきたい専大だったが、ランナーを出すも得点することができず延長13回の激闘の末7対6で敗れた。

 今日の試合敗れはしたものの、6点差から追いつくなど粘り強い野球を披露した専大。1勝1敗となった今カード。勝ち点がかかる大事な1戦となる為、厳しい戦いが予想されるが粘り強い野球を見せ勝ち点を獲得して欲しい。



▽コメント

齋藤正直監督

「今日の試合は先頭打者を出しすぎてしまった。それが失点につながっていったと思う。6点差を追いつきチームとしてはよく頑張ったと思う。厳しい状況を乗り越えていけるチームが強いチームだと思うので、明日勝てるかが鍵になると思う。」


福永裕基主将

 「無駄なランナーを出して点を取られるという嫌な流れだったが後半流れをつかむことができた。同点に追いつくことができたが勝ちきることができなかった。4年生の山本、山田のタイムリーはチームとして大きかった。5連勝していた中今日負けてしまったので明日は真価が問われる試合になると思う。気合を入れて勝ちに行きたい。」



(文=久保信裕・文3、写真=飛田翼・文4、久保)