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2018.10.03
野球

【野球部】青学大に連勝! 投打の活躍が光り勝ち点獲得!!

10月5日、東都大学野球2部秋季リーグ戦対青山学院大戦(第2回戦)が大和スタジアムにて行われた。

初戦に勝利した専大は先発の佐藤優人(経営2・前橋育英高)が相手打線を打ち取り、見事な投球を見せる。打線は4回に先制した後、5回には3者連続タイムリーツーベースで3点を追加して試合の主導権を握る。7回にピンチを背負うものの、マウンドに上がった角谷幸輝(商3・専大松戸高)は最少失点に抑え好リリーフを見せる。角谷は最後まで相手に流れを渡さずに抑え、首位である青学大に勝利し勝ち点を手にした。この結果、専大は勝ち点2と勝率が他の大学を上回ったため単独首位に浮上した。(10月3日現在)


▲5回の大庭のタイムリーで喜ぶベンチ



〈スコア〉

専 大|000 130 100|5

青学大 |000 000 10 0|1

〈スタメン〉

1(右)山田克志(商4・東海大甲府高) 

2(遊)大庭樹也(経済2・明豊高)

3(一)池間誉人(商3・糸満高)

4(左)火ノ浦明正 (経済3・れいめい 高) 

5(指)平湯蒼藍(経済3・長崎海星高)

6(三)岡本良樹(経営3・専大松戸高

7(二)福永裕基(文4・天理高)

8(捕)深水裕貴(経営3・熊本工高)

9(中)寺澤圭祐(経営3・検見川高)

P   佐藤優人(経営2・前橋育英高) ー角谷幸輝(商3・専大松戸高)


 この日は佐藤優。秋のリーグ戦では初先発となったが、味方の好守備もあり相手打者を打ち取っていく。初球から積極的に振ってくる青学打線にも佐藤優は自分の投球を貫き、4回までヒット1本さえも許さない投球を見せる。

▲先発として力投した佐藤優

 

 一方、打線は青学大の先発河端に苦戦するものの4回に3四死球で1死満塁のチャンスを作る。ここで打席に立つのは主将福永。力投する佐藤優を援護するべく福永は好投する河端の球に必死に食らいつく。フルカウントとなり迎えた7球目。詰まったあたりはショートの正面に転がり併殺コースとなる。しかし福永は足を生かして一塁をセーフにさせ、泥臭く先制点をもぎ取る。

 続く4回には前の打席2塁打の山田克がヒットで出塁。2番大庭がタイムリーツーベースを放ち追加点を加え、ここで好投手である河端をマウンドから引きずり下ろす。相手エースを交代させたことで勢いに乗った専大は3番池間、4番火ノ浦が代わった相手投手の初球をたたき、連続タイムリーツーベースでさらに2点を加え試合の流れを引き寄せる。


▲タイムリーツーベース を打った大庭 守備でも好守を見せた


▲2点目のホームを踏んだ山田克を迎えるベンチ 主将の福永(左から3人目)は雄たけびを上げる


▲タイムリーの前に齋藤監督と話し合っていた池間(左)と火ノ浦(右)。5番の平湯も4四球を選び3年生クリーンナップが大きく勝利に貢献し、齋藤監督も「1年生から試合に出て経験豊富なので、引っ張ってくれてよかった。」とたたえた。


 しかし、初回から好投を続けていた佐藤優が7回にエラーとフォアボールで無死満塁のピンチを作ってしまう。ここでマウンドには前日にも好リリーフを見せた角谷が上がる。緊迫した場面の中、相手に併殺の間での1点しか与えず、流れを引き寄せない見事なピッチングを披露した。


▲秋リーグで絶好調の角谷 現時点で15イニングを投げ失点1(防御率0.60)という驚くべき数字を残している

▲併殺に打ち取った後の角谷 この落ち着いた表情がピッチングにも表れ、チームを勝利へ導いた


続く8、9回も角谷が登板。最終回に相手の主将長野に安打を浴びるものの最後までピンチらしいピンチを作らず、試合を締めくくった。

この結果、専大は2度目の勝ち点を手に入れ、また勝敗も4勝2敗で現時点での勝率は0.667と青学大と拓大を上回り、単独首位となった。


今大会屈指の好投手河端優馬を要する首位青学大に連勝。この勝利は決して選手たちのだけの功績ではない。今回の勝利には選手たちを陰ながら支える分析班の存在が大きかったとも言えるだろう。試合後、その一人である下郡亘(経済3・横浜隼人高)にお話を伺うことができた。彼は「チームのためにみんな頑張っているので結果が出てよかった。(河端投手は)ずっと調べてきたいいピッチャー。チームの勝利に少し貢献できてよかった。」と語ってくれた。

チーム全員で掴んだこの勝利。この勢いのまま残る東農大と国士舘大とのカードで勝ち越せば目標である二部優勝、そして悲願の一部昇格が見えてくるだろう。


齋藤正直監督 

「連勝したことで目標としてきた首位に立つことができた。農大、国士舘大と控えているので何とか負けないで最大の準備をしていきたい。あと4試合で(優勝を)取りたいと思います。」


福永裕基主将 

「粘り切って勝ち、連勝することができました。5回に長打を連打したことで、集中的に3点を取れたのが大きい。また打てるボールを打ち、際どいボールをしっかり選べたのも大きかった。(投手陣については)ピッチャーが落ち着いてリズムよく投げて最少失点に抑えたのがよかった。いい波に乗って勝ち点を取って優勝したいです。」


佐藤優人投手

「四球はあったがしっかり試合は作れた。(先発は)前日に言われて緊張していたが、しっかり一人一人を打ち取ることを考えていたので緊張しなくなりました。バックがしっかり守ってくれたので集中して投げることができました。優勝するには1個も落とせない戦いなので次に向けてしっかり準備したい。与えられた所で結果を残したいです。」


角谷幸輝投手 

「最初はボールが先行したが、逆に落ち着いてストライクを入れようと力を抜くことができました。(齋藤監督には )常に力を抜けと言われました。調子は悪くなくブルペンでは昨日と変わらず投げれました。任された場面でしっかりと結果を残していきたいです。」