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8月31日、いよいよ“夏の全国大会”総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント(~9月9日、大阪)が開幕する。
専大サッカー部はその予選を兼ねた「アミノバイタル®」カップ2018第7回関東大学サッカートーナメント大会で6位となり、見事3年ぶり4度目となる出場権を手にした。
源平貴久監督は「最低でも決勝進出」と語っており、チームの意識も非常に高い。
今回は、ディフェンス陣の大黒柱・大西拓真(商4・都砂川高)にその想いを語ってもらった。
まずは、3位での折り返しとなった前期リーグについて聞かせてください
「試合をするごとにチームとして成長しているというのは、手に取るようにわかりました。3位で折り返したことに満足はしていないんですけど、まだ優勝も狙える位置にいるので、これからが大事になってくると思います」
チームとしての課題は何か見つかりましたか?
「先制点を取られてしまうと、自分たちのサッカーができないという傾向にあったので、試合の入り方が課題ですね」
では、逆に良かったことは?
「自分たちの攻撃的なサッカーができるようになってくると、勢いでそのまま押し込めるようになったことです」
個人としてはいかがでしたか?
「チームが苦しい時間帯に失点してしまうのは、やはり自分の責任なので、ゴール前で最後に我慢するというのが自分の課題ですし、もっとできると思いました。でも、声を切らさず、チームに厳しさを与えるという部分では、良い効果をもたらすことができたのではないかなと思います」
前期リーグも後半戦に入ってからは調子も上向きになりましたが、ターニングポイントはどの試合だったのでしょうか?
「明大、筑波大、東洋大に3連勝できたことで勢いに乗ることができたと思います。でもやっぱり、駒大に0-5で負けた試合(リーグ第3節)は忘れられないです。あの試合でチーム全体が危機感を持つようになりました」
その駒大とはアミノバイタルカップでも対戦(準々決勝)し、0-3で敗れました。内容もやはり圧倒されているように見えたのですが・・・
「苦手意識はかなりありますね。駒大の勢いと強さはリーグでもトップクラスですし、そういうのを跳ね返していかないといけないと思います」
明大戦以降、中盤3人の陣形を変え、アンカー+インサイドハーフ2枚という配置になりましたが、チームとしてはどのような効果があったのでしょうか?
「前線の3枚が一人でもドリブルもシュートもできるので、それに合わせてインサイドハーフ2枚もよく動くし、ボールもより動かせるようになりました。今はこれが一番良いフォーメーションだと思います。アンカーの鹿沼(直生=経済3・静岡学園高)は一人で何でもできるので、チームのキーマンになっていると思います」
プレスもチームとして連動しているように感じます
「攻守の切り替えを速くするというのは、チームの絶対のルールなので、そこはフォーメーション関係なく全員で意識してやっています」
アンカーの両傍は比較的スペースができやすいですが、そこはどのようにケアしているのでしょうか?
「潰しにいくじゃないですけど、自分と西村(慧祐=法3・習志野高)が上手くカバーするのを意識してやっています」
先程も話題に挙がりましたが、試合を見ていても鹿沼選手の存在感は際立っているように感じます。大西選手から見た鹿沼選手はどのような存在なのか教えてください
「相手の攻撃の芽を摘む力はチームの中の誰よりもありますね。空中戦も強いですし、守備の部分でかなり助けられています」
では続いて、アミノバイタルカップの振り返りをお願いします
「総理大臣杯出場を決めるというのは最低条件だったので、それを達成できたのは嬉しかったです。でも、優勝を狙っていたので、6位という結果は少し悔しいですね」
そのなかで見つかった課題はありますか?
「短い期間の連戦での戦い方ですかね。今度の総理大臣杯ももっと厳しい戦いになると思うので、総力戦になるかと。ベンチの選手も含めてチーム全体としても力をつけて、底上げしていかないといけないです」
総理大臣杯への出場が決まった流経大戦(順位決定戦、◯1-0)について聞かせてください
「みんな気合が入っていましたね。特にディフェンスラインは絶対に点を取らせないという気持ちが強かったです。2、3点目が欲しかったのが正直なところですけど、後ろがゼロで抑えられたというのは自信につながったと思います」
総理大臣杯に向けて、トレーニングしていることを教えてください
「暑い中での試合になるので、相手よりも走れないといけませんし、相手よりもミスを減らさないといけません。基本的なことを大切にして、パスひとつにしても、走り込みにしても、細かいところまでこだわって取り組んでいます」
では最後に、総理大臣杯に向けての意気込みを聞かせてください
「もちろん優勝を狙っているので、気合は入っていますね。トーナメントは勢いがとても大事になってきますし、チームの雰囲気は大事にしていきたいです。注目度も上がる大会なので、チームとしても個人としても良いサッカーをして、勝ちにこだわってやっていきたいです」
専大の初戦の相手は四国代表の高松大学。
試合はヤンマーフィールド長居にて、8月31日(金)、18:00キックオフだ。
(藤森崚祐・文3)