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10月11日、専修大学伊勢原グラウンドで東都大学野球秋季リーグ対日大の2回戦が行われた。1部昇格をかけた入替戦への切符獲得に近づく重要なこの試合。先発は春季リーグで日大から16奪三振を奪った角田皆斗(商4・栃木工高)。6回裏に同点に追いつかれるも着実な試合運びを展開し、延長戦の末に3-1と日大に2連勝した。
2回表、5番・渡辺和哉(経営3・文星芸大附高)が出塁すると続く6番・森山恵佑(商2・星稜高)もライト前ヒットで出塁、7番主将の小林夏樹(経営4・山梨学院大附高)によるライト前へのタイムリーヒットで1点を先制し良いスタートを切る。6回裏、日大の3番打者にホームランを放たれ同点に追いつかれる。しかし、角田の落ち着いたピッチングで続く4番をレフトフライに打ち取り、5、6番打者を三振で抑えピンチをきりぬける。7回表では出塁するも併殺され、その後も打線が繋がらないまま試合は延長戦に突入する。延長戦突入直後に1番重野雄一郎(経営3・専大松戸高)がレフト前ヒットで出塁すると2番伊與田一起(経営2・明徳義塾高)がしっかりと犠牲バントで送りこんだ。そして4番濱田竜之祐(商3・鹿児島実業高)のホームランで勝ち越しに成功し2得点追加、合計3得点を獲得し2部単独首位にたった。
また、この試合で角田は13奪三振の好投を見せ、見事完投勝利となった。
▲決勝点となるホームランを放った濱田(写真=齊藤)
(宇佐美 春那・文1)
以下はコメント
斎藤監督
「日大とは互角であるため意地と意地とのぶつかり合いの勝負になったが、専大が初戦をものにした勢いと、投手戦で角田が我慢強く投げることができたのが勝敗を分けた。春季リーグからほぼ休みなしで相当な量の練習を積んできた成果が結果という目に見えるものとして現れてきている。濱田のホームランもそのうちの1つ。1部を目指すのはもちろんだがそこに慢心するのではなく、練習の中で出しつくすもので慌てず戦い抜くことが大事。東農大戦は最終戦となり、ここからはさらに意地と意地のぶつかり合いになるから、専大も慌てず全力で戦い臨んでいきたい。」
角田投手
「大事な一戦で負けられない戦いだったので完投を目標に試合に臨んだ。国士大戦で190球くらい投げているのでスタミナはまだまだ残っていた。6回の裏でホームランを浴びた時は最悪だと思った。5回が終わった時点でグラウンド整備を挟むのでそれまでの試合の流れが変わるので気を付けていたが、まだ甘かった。濱田が頑張ったので抑えるしかないと思い最後まで投げた。最終戦もいつも通りやればいい結果が出ると思うので頑張りたい。」