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2017.12.17
アメフト

【アメフト部】BIG8に最短復帰! 一橋大にリベンジ果たした

12月17日 関東大学BIG8・2部入替戦 vs一橋大 アミノバイタルフィールド(東京都調布市)


 2部Bブロックのリーグ戦での優勝を引っさげて入替戦に挑んだ専大GREEN MACHINE。入替戦の相手は2016年に当時BIG8所属だった専大が入替戦で敗れ2部降格となったときの対戦相手でもある一橋大。くしくもリベンジマッチとなった今回の試合、わずか1点ビハインドで迎えた第3Qに♯17奥凛太朗(経済1・武相高)が敵陣25yd付近からのFGを見事に決め、16-14と試合をひっくり返す。第4Qでも再び奥が敵陣15yd地点からFGで加点、そのまま19-14で逃げ切り、16年以来1年ぶりとなる1部復帰を果たした。選手たちが歓喜にわくなか、渡辺卓史監督も「この日のために1年間やってきた」と勝利の喜びをかみしめていた。

▲試合終了の瞬間、喜びをあらわにする選手たち


 試合は午後4時半にキックオフ。専大は7-7の同点で迎えた第2Q、敵陣14ydからのオフェンスで#22坂間健太(経営4・駒場学園高)が快足を飛ばして見事TDに成功。13-7とし、この日初めてリードを奪った。

#14荒井がTDを決め、第1Qを7-7の同点で終える

▲第2Q、#22坂間のTDで逆転に成功した


 #22坂間の活躍で逆転するも、その後の攻撃でTDを決められた専大。13-14と、1点をリードされた状態で後半第3Qを迎えるも、「ウチはディフェンスから攻撃のリズムを作る」(渡辺監督)というように、チームに焦りの色はなかった。#96飯塚佑馬主将(法4・岸根高)らを中心とした堅い守りで相手にプレッシャーをかけ、試合のペースを少しずつ専大側に引き込んでいく。すると、#2藪野啓(法3・崇徳高)のランを起点に専大が得点のチャンスを作り、敵陣25yd付近から♯17奥凛太朗(経済1・武相高)が逆転FGを決め、16-14で第3Qを終えた。

▲逆転のFGを決めた#17奥のキック

▲30ydランで逆転のチャンスを作った#2藪野


 リードを保ったままで始まった最終第4Q、次はどちらが得点を加えるのかという大事な局面で再び♯17奥がFGを決め、19-14とさらにリードを広げた。それでもTDとキックで逆転となる点差だけにまだまだ油断はできないが、専大ディフェンス陣は焦る一橋大を相手に冷静かつ堅固な守りを展開。相手に反撃のスキを与えず最後は♯91蛭田悠介(法4・日大三高)のファンブルリカバリーにより相手の反撃の芽を完全に絶やし、攻守交替。勝利を確実なものとしてそのまま19-14で試合終了のホイッスルが鳴った。

▲勝利に喜ぶ♯91蛭田(左)と#22坂間


 試合後は観客たちと喜びを分かち合った選手たち。来季からは1部BIG8に戦いの場を移す。14年以来となるTOP8昇格を目指す専大GREEN MACHINEの快進撃はまだ始まったばかりだ。

▲この試合をもって4年生は引退となる。TOP8の昇格の夢は後輩らに託された


試合後のコメント


渡辺監督

「ウチはなかなかオフェンスで攻め切ることができない分、ディフェンスでいかに点を取られないかが重要だが、今日も予想通りの試合運びをすることができた。オフェンスでは奥(武相高・1経済)が2つFGを決めてくれたのが全てだった。100点満点でいったら70点。緊張していた部分もあったんでしょう。来期から1部だけどやることは変わらない。1つでも多くの勝ち星を挙げていきたい」

#96飯塚主将

「今までやってきたことが結果に出たのかなと思いました。昨季のチームの雰囲気が暗かったので、今年のチームはみんな声を出し合って常に良いムードのなか練習や試合ができた。来年も引き続き明るい状態を維持してほしい。試合展開はほぼリーグ戦と一緒だった。2Q終わった時点でビハインドだったが全く気にしていなかった。この入替戦で勝てたことが後輩達にもいい刺激になったのではないかと思う」


(文=八代哲・経済1、写真=八代、福井、飛田)