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8月31日、東京理科大体育館で、関東学生ハンドボール連盟秋季3部リーグ戦が開幕した。専大の開幕戦の相手は、今春まで2部に所属していた明学大。専大は強敵相手に最後まで必死にくらいついたが、25-39で敗れた。今春同様、開幕戦を白星で飾ることはできなかった。
試合前から相手の強さはわかっていた。それでも「とにかくいい試合をしよう」と一丸となって臨んだこの日の試合。戦前の予想通り、専大は序盤から苦しい戦いを強いられることとなった。
たちあがりにいきなりの失点を許した後、専大は果敢に攻めるも、なかなか相手ディフェンスを崩せない。自由な体勢でシュートを打たせてもらえず攻めあぐねていると、ボールを奪われ速攻を受けての失点を繰り返す。前半6分の時点で、1-5と4点差をつけられていた。
その後、一時は4-6と2点差にまで迫ったものの、山内康督(法2・桐蔭学園高)のシュートがポストに当たるなどの不運もあり、20分には6-12と前半最大の6点差に。
専大はここでタイムアウトをとって立て直しを図るが、結局11-15の4点ビハインドで前半を折り返した。
後半に入っても、専大の苦しい展開は変わらない。シュートもほとんど打てないまま失点を重ね、気づけば11-19と得点差は8点にまで広がっていた。
後半5分に新村友哉(法3・東海大菅生高)の手からようやく後半のチーム初得点が生まれたが、反撃ムードは作り出せず。その後は相手GKの好セーブもあり、再び突き放されてしまう。
しかし、たとえ10点差をつけられても専大の選手は諦めない。随所に気持ちのこもったプレーを見せ、中島俊輔(経済3・専大付高)の少々強引にも見える左から中央への切り込みもなんとか得点につなげ、木村健人(ネット情報3・玉野光南高)の低めへの技ありシュートも決まった。
その後も変わらずじわじわと点差を広げられ、25分には36-21の15点差となっていた。しかし、ここから専大が怒濤の攻勢に出ると、試合展開は一気に加速する。
両チームによる速攻の応酬。早いテンポでそれぞれの得点が増えていく。だが、その流れも専大の2連続シュートを2本とも相手GKに防がれたところで止まった。
試合終了直前には専大の守護神・清水亘(商2・桐光学園高)が相手の7mスローを止めて一矢報いたものの、試合はそのまま25-39で敗れた。
3部昇格即白星とはならなかったものの、リーグ戦は始まったばかりだ。まだまだ挽回の機会は残されている。
▲ゴールへ向かう立山貴生(法4・九州学院高)
▲シュートを打つ木村
以下は選手のコメント
新村主将
「4部の試合よりも、相手のレベルが一段階上だった。力の差を感じた」
「今日は何度も逆速攻から失点してしまったので、今後はディフェンスの戻りをもっと早くするように意識して戦いたい」
(安江 祐輔・経済3)