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10月24日、サーティーフォー相模原球場にて東都大学野球２部秋季リーグ戦対拓殖大戦（第２戦）が行われた。髙橋礼（商４・専大松戸高）、堀田竜也（経営４・常葉学園菊川高）の４年生の両投手による完封リレーで相手打線を封じる。打線は、中盤の６回、主将・和田裕生（経済４・福岡大大濠高）の適時打で先制、終盤には岡本良樹（経営２・専大松戸高）の一発も飛び出し勝利を収めた。
〈スコア〉
専 大｜０００ ００１ ００１｜２
拓 大｜０００ ０００ ０００｜０
〈スタメン〉
１（二）福永裕基（文３・天理高）
２（遊）大庭樹也（経済１・明豊高）
３（指）池間誉人（商２・糸満高）
４（左）平湯蒼藍（経済２・長崎海星高）
５（三）和田裕生（経済４・福岡大大濠高）
６（右）金沢龍介（経済１・秋田高）
７（中）寺澤圭祐（経営２・検見川高）
８（一）小野田滉平（経営４・東京学館浦安高）
９（捕）大橋将（経営３・天理高）
Ｐ 髙橋礼（商４・専大松戸高）
優勝の可能性がなくなって迎えた拓大との最終カード。先発のマウンドには今季４勝をあげている髙橋。ランナーを背負うも要所で三振を奪うなど落ち着いた投球で６回まで無失点、相手打線を抑える。
▲今季５勝目をあげた髙橋礼
打線は６回、１番福永のヒットで出塁。２番大庭がバントで送る。３番池間が倒れるも４番平湯は四球。ランナー１、２塁でバッターは５番和田。和田の打球は三遊間を抜けランナーが生還、主将の一打で先制した。９回には途中から守備についていた岡本良が今季２本目となる本塁打で貴重な追加点をあげた。
▲「コンパクトに振ることを意識した」と和田主将が先制打を放った
▲岡本良が９回に今季２本目となる本塁打を放ち齋藤監督とタッチを交わす
７回からマウンドには堀田が上がる。最終回二人のランナーを背負うも、送りバントを自らの好守備で三塁で刺し、併殺に打ち取った。堀田は３回を無失点に抑える好救援。４年生の完封リレーでカード初戦を勝利した。
▲堀田が好救援を見せ完封リレーを飾った
明日の試合も勝利し勝ち点を奪って、秋のリーグ戦を締めくくりたい。
▽試合後コメント
齋藤正直監督
「明日も勝っていい形で秋リーグを終えたい。２位と４位では大違いなので。来年のためにも少しでも上に近い位置で終われるように。明日は下級生の力で勝てたらと思う。打線はちょっと元気がないので期待したいですね」
和田裕生主将
「（先発の）髙橋は０点でいってくれるだろうと思っていたので、序盤点が取れない中、整備後の６回に点を取ろうとみんなに話したので、そこで先制点が取れてよかった。（先制打）追い込まれていたのでコンパクトに振ることを意識した結果です。明日勝てれば２位になれますし、２位だったら後輩たちも『惜しかった、あと１歩だったな』と思えるはずなので、明日もがんばります」
髙橋礼
「真っすぐのコントロールがアバウトだったので、最近シュート系の速いボールを加えた。今日の試合で三振も取れたので手応えはある。タメを作って投げているというところが春までとは一番違うところ。やっている内容は違うがボール自体は良かった時に近づいているのかなと。春までとは別人というか別人にならなきゃいけないと、０からのスタートという気持ちでやってきた。（明後日がドラフトという）実感はない。やっと始まるという感じですね」
堀田竜也
「ランナーを置いても点を取られなければいいと思って投げました。０点に抑えられてよかったです。１－０と２－０では違うので、岡本の本塁打で楽になりました。（９回の好守備）日頃からああいう場面に備えた練習はしていたんですけど、試合でやったのは４年間で初めてでした。地道な練習が実ってよかったです」
岡本良樹
「（本塁打について）相手は左ピッチャーだったが、みんな打ててなかったので、内側の球を狙っていった。リーグ戦では２本目。明日は４年生との最後の試合になるかもしれない。学びながらやっていきたい」
（大河原佳也・文３、写真も）
