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9月20日、サーティーフォー相模原球場にて東都大学野球2部秋季リーグ戦対駒澤大戦(第2戦)が行われた。2回に先制した専大だったが5回に追いつかれ、試合はそのまま動かず延長戦へ。15回まで戦い抜いたが決着はつかなかった。
〈スコア〉
駒 大|000 010 000 000 000|1
専 大|010 000 000 000 000|1
〈スタメン〉
1(二)福永裕基(文3・天理高)
2(右)山田克志(商3・東海大甲府高)
3(一)池間誉人(商2・糸満高)
4(左)平湯蒼藍(経済2・長崎海星高)
5(遊)岡本良樹(経営2・専大松戸高)
6(指)秦匠太朗(経営3・二松學舍大付高)
7(三)和田裕生(経済4・福岡大大濠高)
8(中)山本力也(経営3・熊本工高)
9(捕)深水裕貴(経営2・熊本工高)
P 堀田竜也(経営4・常葉学園菊川高)
先発の堀田は、4回までランナーを出すも落ち着いて打ち取る。打線は2回、5番岡本良が四球を選び出塁すると、6番秦がセンター前へ抜けるあたりを放ち1死1、3塁のチャンスを作る。7番和田のセンターへの犠牲フライで1点を先制した。
▲ 先制ホームへ飛び込んだ岡本良
しかしその後打線は8回まで三者凡退に抑えられ追加点を奪えない。5回に同点に追いつかれ、堀田は7回、8回とピンチを迎えるが集中を切らさず打ち取った。9回専大の攻撃は、1番福永がレフトへ運び、2番山田が送って2死2塁とすると、連続四球で2死満塁。一打サヨナラの場面だったが、5番岡本良がライトフライに倒れ試合は延長戦へ。
▲堀田は146球を投げきった
堀田は10回を投げ抜き、あとのマウンドを髙橋礼(商4・専大松戸高)に託した。12回には連打を浴び1死1、2塁の場面、2塁への牽制が逸れ3塁へランナーを進めてしまう。しかし髙橋は落ち着いていた。打者を内野フライ、内野ゴロに打ち取り、勝ち越しは許さなかった。
スタンドで応援団長が6杯目の水をかぶったころ、照明がユニフォームをオレンジ色に染め、試合は3時間を超えていた。
▲応援スタンドも15回を戦い抜いた
13回専大の攻撃、10回から出場の6番火ノ浦明正(経済2・れいめい高)がライトへ2ベースヒットで再びサヨナラのチャンスも、後続が続かず。14、15回も三者凡退に抑えられ、規定によりこの試合は引き分けとなった。
好調打線が4安打に抑えられたこの試合、守り切ったという印象が強かった。次戦、打線に再び火がつくことを期待したい。
▽コメント
齋藤正直監督
「勝ってはいないが負けてもいないのが事実。こういう試合もある。(駒大に)1勝しているのは間違いないので、明日も頑張ります」
和田裕生主将
「先発の堀田が引っ張ってくれたので最後1点取ってあげたかった。(犠牲フライでの先制について)外野まで飛ばせばいい場面だったので、最低限の仕事はできたと思う。(引き分けという結果について)ミスも多く、12本打たれて負けてもおかしくなかった。引き分けで終われたことをポジティブに考えて明日の試合に向かいたい」
(冨樫幸恵・文3、写真も)