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9月9日(土)に駒沢オリンピック公園総合運動場体育館にて開幕した第93回関東大学バスケットボールリーグ戦。1部の専修大学は開幕戦で拓殖大学と対戦。終盤まで一進一退の攻防となったが、#12西野曜(経済1・近代附属高)、#34盛實海翔(商2・能代工高)といった若い力が躍動し80-74で拓大に勝利し、リーグ開幕戦を白星で飾った。
翌日10(日)に行われた2戦目の大東文化大戦では前半からリードを奪われ厳しい展開となる。第3ピリオドで20-7とし差を縮めるが最後まで追いつくことができずに敗戦。2試合を終えて1勝1敗とした。
1勝1敗として迎えたリーグ戦3試合目。13日(水)に場所を駒沢オリンピック公園総合運動場屋内競技場に移し、専大は早稲田大と対戦した。出だしからオフェンスでミスが目立ちなかなか流れをつかむことができないが、高さと強さで早大を上回る専大はインサイドから徐々に得点を重ね前半をリードし終え後半へ。後半もリードをそのまま守り68-54で勝利し、リーグ戦3試合を終えて2勝1敗というスタートを切った。
専大68(17-17、22-10、9-9、20-18)54早大
スタメン
#9 重冨友希(経営1・福岡第一高)
#88 重冨周希(経済1・福岡第一高)
#10 大沢希晴(経営3・長野俊英高)
#12西野曜(経済1・近代附属高)
#30 アブ ヒィリップ(経営2・アレセイア湘南高)
スターティングメンバー5人中3人が1年生で挑んだ早大戦。第1ピリオド、パスや連携の面でミスが目立ち課題の立ち上りでなかなか得点をすることができない。それでも途中出場#14高澤淳(経営4・市立船橋高)の3Pシュートなど積極的な攻撃を見せ、17-17と両チーム譲らず第1ピリオドを終える。
▲途中出場ながら積極的なプレーを見せた高澤
第2ピリオド、スタートから出場の#26砥綿啓伍(商4・能代工高)がガードとして得点・アシストとチームをまとめる活躍を見せると、インサイドでは高さ、強さと早大を上回る専大が#30フィリップ、途中出場#32野口夏来(経済3・福大大濠高)を中心に得点を重ねる。ディフェンスでは第2ピリオド早大の攻撃をわずか10点に抑え、39-27とリードを奪い後半を迎える。
▲4年生らしく落ち着いたプレーを見せた砥綿
第3ピリオド、#30フィリップのブロックなどで第2ピリオド同様に早大の攻撃を抑え込むも、専大も早大の厳しいディフェンスによって得点を重ねることができず、このピリオド9-9とロースコアで最終第4ピリオドへ。
▲1年生ながら多くのプレータイムをもらい存在感を示した西野
最終第4ピリオド開始早々、#30フィリップの豪快なダンクシュートで勢いに乗ると、#34盛實が3Pシュートを決めるなど攻撃陣を引っ張る活躍を見せ、第2ピリオドで奪ったリードを最後まで守りきり試合終了。68-54のスコアで勝利し、リーグ戦成績を2勝1敗とした。
▲試合を通して攻守でチームを引っ張ったフィリップ
佐々木優一監督試合終了後コメント
「(今日の試合を振り返って)得点が取れないのは選手たちも感じていて、それをディフェンスに引きずって自分たちから崩れていくケースがあった。早稲田はインサイドの高さや強さでアドバンテージがあるので、それを絶対に忘れずオフェンスの状況どうこうではなく、まずディフェンスからしっかり、そして40分間ディフェンス、リバウンドを徹底した。得点が65で少ないが、失点を50で抑えられたのは今日の収穫。
(1年生のプレータイムが多くなっていることについて)秋山が怪我をしてしまって、ガード2人1年生を使った。出ている選手はこれまでの2試合に比べて少ないが、今日出場した選手は、場面場面、流れ流れで仕事をしてくれた。ベンチからでも、いつでも準備ができている雰囲気はあった。
(3試合を終えて2勝1敗について)やってきたことが出てはいる。ここから勝ち星を取っていくにはどうしてもディフェンスとリバウンドが大事。3試合目でそこを修正できているし、ディフェンスの意識がチームとして出ているので、前向きに捉えていきたい。
また次の試合でも同じようにディフェンスから入れるようにしたい。オフェンスに関しては強さを持っている。冷静にプレーしてもらえれば、誰が出てもいい結果が見えてくると思うので継続していきたい。」
(文章=経済3・高岡要、写真=文3・福井彩乃)