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８月29日明治神宮野球場で１、２年生を主体としたチームで戦うフレッシュトーナメントが行われ、専大は駒澤大と対戦した。４回に先制されるも５回に大畑の二塁打で逆転。６回には中の犠牲フライ、７回には大畑が再び２点タイムリーを放ちリードを広げるが９回裏に駒澤大に逆転サヨナラを打たれ初戦敗退となった。
＜スコア＞
専大｜０００ ０２１ ２００ ｜５
駒大｜０００ １００ １０４×｜６
＜スタメン＞
１（指）白倉僚（経済１・文星芸大附高）
２（遊）大畑潤平（商１・大社高）
３（中）陣翔大（経済１・旭川実高）
４（一）原田晃樹（法２・盈進高）
５（右）龍野瞳依（経済１・佐賀商高）
６（三）中清隆（商１・桐蔭学園高）
７（左）海老根拓弥（商２・桐蔭学園高）
８（捕）上原勇人（経営１・大島高）
９（二）古谷凌平（経営１・秋田商高）
Ｐ 佐藤優人（経営１・前橋育英高）
３回まで両チーム無得点が続く。専大は得点圏にランナーを進めるもあと１本が出ない。４回には駒大に先制点を許してしまう。しかし、５回に２死２、３塁とすると、２番大畑の二塁打で２点を取り逆転した。
▲５回に逆転二塁打を打つ大畑、８回にもタイムリーを打つなどこの試合３安打４打点１盗塁の大活躍
続く６回には先頭の４番原田が二塁打で出塁し、進塁打で３塁へ進み、６番中がセンターへ犠牲フライを放ち３点目を挙げる。さらに７回には８番上原、９番古谷が連続ヒットを放ち１死２、３塁となり、ここで２番大畑が再びタイムリーを打ちさらに点差を広げる。
先発投手の佐藤優はランナーを背負いながらも要所で打ち取り続けるが、７回に本塁打を浴びた。１死から死球を与えてしまい、その後盗塁を仕掛けられる。しかし、捕手上原が盗塁を許さず、佐藤優も後続を打ち取り最少失点で切り抜ける。
▲先発の佐藤優、７回２失点の好投
▲盗塁を阻止した上原。この日は安打も放つ攻守にわたる活躍
８回は佐藤優に代わって佐藤奨真（経営１・関東第一高）が登板。先頭打者に二塁打を打たれるも後続を断ち切り１回を無失点に抑える。
▲８回に登板した佐藤奨
９回は佐藤奨に代わり高原健大朗（経営１・崇徳高）が登板。相手打者の内角を攻め先頭打者から三振を奪う。しかし、次の打者には死球を与えてしまい、さらにセンター前のヒットを打たれ１死１、３塁のピンチを背負う。ここで手痛い同点本塁打を浴びた。なおも二者連続四球となり、犠打で２、３塁のピンチを迎える。このピンチを抑え延長戦に入りたいところだったが次の打者の打球をサードが処理にもたつく間にサヨナラのランナーがホームを踏み、逆転サヨナラ負けとなった。
▲９回に登板した高原
▽コメント
中島悠輔コーチ（監督）
「試合前に、『神宮でできる良い経験だ。元気にプレーして勝ちに行こう』と選手たちに話した。試合は、先制を許した後、逆転し追加点も取ってくれた。１年生では特に、活躍した大畑をはじめ、今日投げた３人の投手にも注目してほしい。リーグ戦で出ても十分勝負できると思う」
佐藤優人投手
「初めての神宮だったが、コースに投げ分けることを意識した。奪三振は少なかったが打たせて取ることができてよかった。甘く入る時を改善してリーグ戦で活躍できるようにしたい」
大畑潤平選手
「初めての大会だったので初回の守備では緊張で足が震えてしまった。でも守っているうちに、徐々にほぐれていった。３打席目のタイムリーヒットは前打席チャンスを潰してしまったので何とか打とうと思い、振っていったのが功を奏した。まだ１年だが、１年生らしく全力でプレーしたい」
（文＝髙橋玲央・法２、写真＝髙橋、八代哲・経済１、冨樫幸恵・文３）
