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4月4日、神宮球場にて平成29年度東都大学野球春季リーグ戦が開幕した。昨秋1部の最下位に終わった悔しさを晴らすことができるか。今年も若いチームで挑む専大、注目の開幕戦の相手は亜細亜大。
〈スコア〉
亜 大| 000 010 400 | 5
専 大| 001 000 000 | 1
〈スタメン〉
1(指)池間誉人(商2・糸満高)
2(遊)岡本良樹(経営2・専大松戸高)
3(一)寺澤圭祐(経営2・検見川高)
4(三)和田裕生(経済4・福岡大大濠高)
5(二)福永裕基(文3・天理高)
6(右)秦匠太朗(商3・二松學舍大付高)
7(左)平湯蒼藍(経済2・長崎海星高)
8(捕)伊勢裕行(経営4・桐蔭学園高)
9(中)山田克志(商3・東海大甲府高)
P 髙橋礼(商4・専大松戸高)
先発投手はエース・髙橋。出だしは打たせて取り、要所では三振で抑えるなど好調な滑り出し。しかしランナーを背負ったり、打者に粘られたりすると踏ん張り切れず、四死球につながってしまう場面が見受けられた。
▲開幕戦先発の髙橋礼
打線は、初回から2番岡本良の死球をきっかけに3番寺澤がセンターへのヒットで1アウト1、2塁とする。しかし続く4番、5番で一本が出ず二者残塁となった。3回裏、9番山田がヒットで出塁。1番池間が四球を選ぶとノーアウト1、2塁のチャンス。2番岡本良がきっちり送って1アウト2、3塁とすると、3番寺澤のセンターへの犠牲フライで1点を先制した。
▲先制ホームを踏んだ山田克志
しかし5回表、亜細亜大の攻撃。1アウト1、2塁とされ、さらにダブルスチールで攻められ1アウト2、3塁。ゴロの間に1点を返され、1-1の同点に。ピンチは続くが髙橋は続く打者を抑え何とか守りきった。7回表、四死球が続き連打を許してしまい一挙3失点、1-4。ここで同じくアンダースローの谷村拓哉(経営1・鹿児島実業高)に継投。犠牲フライで1点を失うものの、テンポの良いピッチングで追加点は与えない。
▲期待の新人、谷村拓哉
8回裏、7番平湯が2アウト満塁の場面を作る。反撃に出たい専大だったが打線は続かず。9回も三者凡退で反撃ならず。開幕戦は1-5で敗戦となった。
安打数は二桁を記録し相手を上回ったが、チャンスでのあと一本が出なかった。明日は打線が繋がることに期待したい。
(冨樫幸恵・文3、写真も)
齋藤正直監督
「オープン戦は打線が死んでいて全く打てていなかったので、それを考えれば今日ヒットが10本出たのは上々だったと思う。髙橋は途中までは良かったが、最後7回でバテてしまった。次の試合、その次の試合と進むにつれて選手たちはやってくれるはず、これからですね」
和田主将
「選手たちは比較的気持ちよく試合に入れたと思う。リーグ戦開幕に向けては、相手に限らず自分たちのやりたい野球をしようと心掛けている。オープン戦で打てていなかったので今日の結果は悪くないと感じている。相手先発・高橋は真っすぐが速く、つかまって振り遅れてしまわないように気を付けていた。ベンチにも1年生が入って雰囲気も良いし明日は全体でもっと声を出していきたい。そうすればチャンスで1本打てると思う。明日は絶対勝ちます」
髙橋投手
「開幕戦ということは気負わずにプレッシャーをかけすぎないようにした。要所で締められたのは良かったが、終盤にピッチングが単調になってしまった」