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第59回関東地区大学準硬式野球選手権大会 3回戦 対東京理科大学
@浦和市民球場 スコア15x-0(6回コールドゲーム)
3月20日より各球場で開催されている第59回関東地区大学準硬式野球選手権大会。シード枠で出場している専大は24日、大会の初戦を迎えた。既に開幕している春季リーグ戦では黒星スタートとなったが、この試合では15安打15得点の大勝。4番・五十嵐健(経営1・常総学院高)の先制2ランホームランを皮切りに、四球や相手のミスを絡めて大量点を奪った。2回には1番・今坂僚介(ネット情報3・常葉菊川高)の3点本塁打も飛び出し、序盤で試合の主導権を奪うと、6回には代打・澤友行(経営1・佼成学園高)がコールド勝ちを決めるサヨナラヒットを放ち、試合を決めた。専大は25日、ダイワハウススタジアム八王子(八王子市民球場)にて法政大学と対戦する。
<スコア>
理科大 |0 0 0|0 0 0 |0 5 2
専修大 |2 3 2|0 5 2x|15 15 1
<スターティングメンバー>
1(遊)今坂僚介(ネット情報3・常葉菊川高)
2(二)杉山滉生(経済2・専大北上高)
3(指)桂川海輝(経済2・専大北上高)
4(指)五十嵐健(経済1・常総学院高)
5(捕)神山琢郎(経営3・県岐阜商高)
6(一)大野恵和(経営2・専大松戸高)
7(三)山口剛史(商2・伊勢崎商高)
8(右)福井亮太(商3・県岐阜商高)
9(中)上野滉平(商1・県岐阜商高)
P 山口寛太(法1・金沢市工高)
▲1回、ライトスタンドに飛び込む先制2ランを放った五十嵐
五十嵐・ホームラン談話
「打ったのは高めのまっすぐ。少し詰まっていたので、『行くかなー』って感じでしたけど、自分のタイミングで打つことができてよかったです。打席の中では自分のタイミングで打つことを考えていたのでそれができました」
練習期間を経て段々と打撃フォームが固まり、調子が上がってきている、と五十嵐は話す。現在は4番打者を任されているが「自分はあくまで4番目の打者と思って欲を出さないよう、状況に合わせたバッティングを心がけている」と、つなぐ姿勢に徹しているようだ。主将の神山も「五十嵐は最近調子が良いので、やってくれるという雰囲気があった。ああいう場面で結果が出たのは、彼が成長した部分だと思う」と4番の活躍を褒め称えた。
▲先発の山口寛。連打を浴びる場面もあったが、その後併殺でピンチを脱するなど、終始落ち着いたピッチングを見せた
▲2回、ライトへ特大の3ランホームランを放った今坂。鋭くバットを振りぬくと、打球は高々と上がり、打った瞬間ホームランと分かる大きな当たりだった
今坂・ホームラン談話
「甘く入ってきた高めのまっすぐを打ちました。おもいっきりいこうと思って狙っていきました。自分の満足いくスイングができて気持ち良かったです。練習の中で納得できる打球が出てきて、自分でもいいスイングができていると感じていて、まだまだ状態を伸ばせると思っています」
▲6回から登板し、1つの三振を奪うなどして無失点に抑えた岡本和記(商3・金光学園高)落差の大きいカーブを巧みに使った
▲代打で登場し、コールド勝ちを決めるタイムリーヒットを放った澤
2本の本塁打が飛び出すなどして15得点をあげたように、打線が爆発した印象が強いが、この試合では走塁に対しても非常に積極的な姿勢も見られた。相手の捕手が捕球を誤り、ボールを弾くとすかさず次の塁を狙う。際どい判定になりそうな場面でも躊躇せず果敢に進塁を試みる場面が目立った。その姿勢が相手のさらなるミスを誘い、得点につなげるシーンもあり、この試合においてかなり有効な作戦となったようだ。
試合後インタビュー
神山主将
「自分らの野球をやることだけを意識しました。チャンスで1本が出ないことがチームの課題だったので今日はそこが収穫です。良い試合が出来たと思います。チャンスのときは狙い球をしぼって打席に立つことをチーム内で決めていました。(積極的な走塁について)ピッチャーの球がワンバウンドしたらすかさず次の塁を狙うようにするとか、走塁面でも自分たちのやれることをやっていこうとした結果です。これからもどんどん走っていきたいですが、盗塁を刺される場面もあったのでそれは今後の課題ですね」
(飛田翼・文2=写真も)