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2014.05.11
バレー

春季関東リーグ第8日 筑波大戦 苦しい立ち上がりも何とか逆転勝利
 2014年度春季関東大学バレーボールリーグ戦第8日目の試合が5月11日に日本体育大学健志台キャンパス米本記念体育館にて行われた。この日の試合で専大は筑波大にセットカウント3-1で勝利を収めた。
 
 試合は第1セットの開始直後から専大はミスが目立ち、攻撃が噛み合わずに筑波大に6点を連続で先取されてしまう苦しい展開となる。それでも藤中謙也(経営3・宇部商高)を中心に攻撃するが、ミスを引きずってしまいアタックまで至らない攻撃が多く見られた。精神的にもスコア的にも余裕を持った筑波大の前に、結局負の連鎖を断ち切ることができずに第1セットを19-25で落としてしまう。
 
 第2セットは第1セットと打って変わり、序盤から専大ペースで試合が進む。山本湧(商4・東亜学園高)主将のトスワークも冴え始め、筑波大を翻弄。第1セットでは息をひそめた攻撃陣も、高橋拓也(経済3・東亜学園高)、藤中を中心に勢い付く。終わってみれば25-16と大きく差をつけ、第2セットを奪う。
 
 激しいシーソーゲームとなった第3セットは、激しいラリーで幕を開けた。第2セットの勢いそのままに連続得点を重ねるが、必死に食らいつく筑波大の前に流れを掴むことが出来ない。それでも古賀琢也(経済3・佐賀学園高)が要所で相手の勢いを止めるスパイクを決めるなど、攻守にわたり活躍し何とか28-26と逃げ切る。
 
 第4セットも攻守の切り替えが激しい展開となった。もう後がない筑波大に序盤は最高5点のリードを許してしまう。しかし、このセットで試合を決めたい専大は中盤以降、古賀・川波潤也(経営2・九州産大九州産高)を中心に攻め立てる。相手のミスも重なり終盤で逆転に成功。26-24でこのセットを制し、セットカウント3-1で逆転勝利を収めた。
 
 この週末を2連勝で乗り切った専大だが、今期のリーグ戦では今一つ勝ちきれない試合が続く。しかし、チームの持つポテンシャルは計り知れない。リーグも後半戦に差し掛かってきた。チームが成熟し、本来の実力を発揮できることを期待したい。
 
以下、監督・選手コメント
 
吉岡監督
 「流れに乗り切れてないし、煮え切らない試合だった。今日の試合はいつもよりブロックが少なかった。3セット目からブロックが増えてきたが、リベロも安定してない。来週はレシーブに対する意識を高めて、ブロックをもっと出して上位にいきたい。勝っているが内容が良くない試合が続いているので、チームの雰囲気も変えていきたい。
山本主将
「何とか2勝できてよかった。今はチームの雰囲気が悪いので、盛り上げていけるようにチームをまとめていきたい。次戦は出だしから上げていけるように意識する。」
 
藤中選手
「1セット目は全体的に良くなくてチームの足を引っ張ってしまった。最初から乗っていかないといけない、それが課題だと思う。自分はプレーで信頼を得て、責任をもってチームの中心にならないといけない。次の試合では今日を反省し、1セット目からエンジンかけて、気持ちを切り替えて行く。」
 
高橋選手
「監督がクイックを使えと言ってくれたので、昨日よりは打つ機会が増えてよかった。後は早くジャンプサーブを使えるようにしたい。今日の試合では、出だしは他のメンバーを見守る形でやっていたが、3セット目からはチームの調子も上がってきて、4セット目は粘って勝ててよかった。今日の1,2セット目のように、調子が上がってくるまでをどうするかが課題になると思う。次戦は潤也(=川波)を上手く動かせればいい。勝ちます。」
 
古賀選手
「まだ力が足りないと感じた。スパイクがよくブロックに止められたので、高いところから打つように意識した。来週以降も勝ち続けるためには、チーム全体がまとまって団結していかなければならないと思う。個人的には、速い攻撃をもっとできるようにしたい。」
 
川波選手
「昨日とは違う出だしだったが、昨日よりはまとまることができた。リードされると雰囲気が悪くなってしまうので、ムードを変えられるようなプレーや行動をしていきたい。そのためにはできることを確実にこなしていく必要がある。次節も負けられないので、しっかり調整して勝ちにいきたい。」

(阿部秀祐・文2)