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東都大学野球秋季リーグのベストナイン(外野手)に秦匠太朗(経営2・二松學舍大附高)が選出された。チームは最下位に沈んだが秦自身、成長したシーズンだった。
▲ (撮影=大河原)
1年次から出場機会を与えてもらってきたがシーズンを通して期待に応える活躍ができなかった。しかし、この秋、開花した。自身も1年次や春は思うようにいかず、今シーズンに懸ける思いは強かったと話す。豪快にホームランを放つことが持ち味である秦だが今シーズンはコンパクトにスイングする姿が目立った。これも「チームのために」という献身的な心掛けから生まれ、打点、打率、本塁打、そしてベストナイン初受賞につながった。
▲(撮影=冨樫幸恵・文2)
「打点」にこだわってプレーしてきた秋季リーグ。しかし、チームは最下位に終わった。秦自身も責任を感じ、「勝負どころで打てなかった」と語る。この悔しさを入替戦、来年以降にぶつける。
(大河原佳也・文2)
受賞コメント
「(ベストナイン受賞は)正直ビックリした。チームのことを第一に考えてプレーしてきたがチームはこういう(1部最下位)結果になってしまった。でも、まだ終わってない。ベストナイン受賞を弾みに入替戦や来年以降につなげていきたい。春は良くなかったが秋は打点にこだわってやってきて、ホームランも打てたし、(.341という)打率もついてきてくれた。1年の時に比べボールをしっかり捉えられるようになり、ボールを見極められるようにもなった。1番はボール球を振らなくなったことが良い結果に結びついたと思う。ただ、勝負どころで打てず納得いってない。もっと勝負どころで打てる打者になりたい。(今のチームの雰囲気について)決して悪くない。チームは入替戦に向けて一つになっている。2部には良いピッチャーがいて厳しい戦いになると思うが相手に負けず、(2部優勝の勢いを)押し返さないといけない。1部の意地を見せたい。(4年生への想い)森山さん(恵佑、商4・星稜高)をはじめ、メンバーに入っていない4年生にも自分は良くしてもらった。自分は4年生のことが大好き。そんな4年生に最後は花を添えられるようにしたい。(入替戦への意気込み)1球1球必死にくらいついて、試合が終わったらくたくたになるくらい全力で挑む。」