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5月11日、日本武道館にて第60回関東学生剣道選手権大会が行われた。専大からも総勢8名の選手が出場し、佐藤賢也(経済3・明徳義塾高)、大髙洋平(経営3・高輪高)、七夕亮之(商3・下松工高)の3名が第62回全日本学生剣道選手権大会への出場権利を獲得した。
今大会は試合時間4分、3本勝負のトーナメント方式により行われる。そして、ベスト32に勝ち残った選手と全日本出場決定戦で勝ち残った24名の計56名が第62回全日本学生剣道選手権大会への出場権利を得ることができる。
佐藤はシードで2回戦からの登場となった。その初戦をメンの2本勝ちで飾ると、続く3回戦、4回戦はメンの1本勝ちで順調に勝ち上がる。そして迎えた5回戦。この試合に勝てば全日本大会への出場権を獲得できる大一番。佐藤は互角の戦いを展開し、試合は延長戦へ。この延長戦で佐藤は冷静にメンを決め、勝利を収めた。6回戦では敗れてしまったが、佐藤はベスト16に入り、2年連続での全日本への出場を決めた。
初戦から延長戦での勝利となった七夕は、その後の3回戦でも延長戦を戦うこととなった。そこでは一進一退の攻防の末、集中力でわずかに上回った七夕がツキを決めて勝利。しかし4回戦で敗れ、敗者復活戦である全日本出場決定戦へと回った。全日本出場決定戦は最大2試合行われ、どちらかで1勝すれば全日本大会へ出場することができる。七夕は1戦目で2本勝ちを収め、全日本出場権を獲得した。
最後に全日本への出場を決めたのは大髙だった。大髙は1回戦こそメンの1本勝ちを収めたものの、その後は2試合続けて延長戦。2戦とも緊張感のある熱戦となったが、どちらも大髙のコテ打ちが勝利をもたらした。大髙も4回戦で敗れ、七夕と同じく全日本出場決定戦へ進んだ。全日本決定戦の1戦目でも延長戦となったが、最後は大髙の鋭いメンが決め手となり、全日本大会への切符を掴み取った。
佐藤と大髙は2年連続、七夕は初の全日本大会出場が決まった。第62回全日本学生剣道選手権大会は7月に予定されている。
以下は選手のコメント
七夕選手
「厳しい組み合わせだったが、一つ一つ集中して戦うことができた。だが、集中が途切れてしまうところもあったので、体力面も鍛えて補えるようにしたい。(全日本では)一つでも多く勝って、少しでも上に上がれるように頑張りたい」
《試合結果》
佐藤賢也(経済3・明徳義塾高)→6回戦敗退【全日本出場】
大髙洋平(経営3・高輪高)→4回戦敗退→全日本出場決定戦で勝利【全日本出場】
七夕亮之(商3・下松工高)→4回戦敗退→全日本出場決定戦で勝利【全日本出場】
赤池剛志(商4・明徳義塾高)→2回戦敗退
西條大地(法4・東海大四高)→2回戦敗退
志賀桃史郎(経済3・福岡大附大濠高)→2回戦敗退
普天間太研(法3・興南高)→1回戦敗退
本田拓真(経済2・島原高)→1回戦敗退
(安江 祐輔・経済3)