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10月20日 東都大学野球秋季リーグ対中央大(第2戦)
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
中大 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 4 |
専大 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
▲見逃し三振に倒れ、最後のバッターとなった火ノ浦
9回裏、代打の火ノ浦明正(経済1・れいめい高)が見逃しの三振に倒れたこの瞬間、平成25年春以来の最下位が確定した。中大と2試合戦って18イニングで得点はわずか1。完封負けされた昨日の試合から打線も組み替えて奮起を図ったが実らなかった。順位決定がかかったこの大一番で選手たちは本来の実力を発揮できなかった。
2回裏と5回裏はノーアウトからヒットでランナーを得点圏に置いたがいずれも走者を進められず無得点。少ない好機で一本が出なかった。
▲2回裏、ライトへ大飛球を放つ山本力也(経営2・熊本工高)。打球はライトポール際を通過すると1度はホームランと判定。ベンチは歓喜に湧くもその後審議の結果、判定が覆りファールに。結局この回は無得点に終わる
試合後、4年生の伊與田一起(経営4・明徳義塾高)は「この秋は4年生が自分と森山の2人しか出ていなかった。でも、自分は何もできなかった」と悔しさをにじませた。それでも「だから最後の最後、入れ替え戦で良い結果を出して、後輩たちに4年生(先輩)としての姿を見せたい」とすでに気持ちは次の試合に向いている。主将の森山恵佑(商4・星稜高)も「入れ替え戦に向け、一からやり直す。返事、挨拶からグラウンドの全力疾走など、小さいことから徹底する」とこれからの試合に向けて気合を入れ直す覚悟だ。4年生の森山・伊與田は今度の入れ替え戦が専大のユニフォームを着て戦う最後の試合になる。これまでチームを引っ張ってきた2人の活躍にも期待したい。
▲スタンドに一礼する野球部。入れ替え戦までにもう1度チームの状態を整えられるか
今季の結果は2勝10敗で最下位に沈んだ専大。平成26年秋以来に2部から1部に昇格したとき以来の入替戦にまわることになった。しかし、最下位になったからといって下を向いている時間はない。入替戦のような緊迫した試合を戦い抜き、戦国東都の厳しさを味わうことは、ここまで起用されてきた1,2年生にとって必ず良い経験になるはずだ。専大が来春もこの神宮球場の地で戦うために、1部残留をかけた負けられない試合が始まろうとしている。
(飛田翼・文2)
試合後コメント
齋藤正直監督
「入れ替え戦のように緊張感がある試合を戦えることはこれからのチームにとって必ずプラスになる。必死でやるだけです」
森山主将
「2勝10敗で悔しいとしか言いようがない。チームの持ち味である打力を生かした戦いができなかった。試合を終えて、やはり本来の打ち勝つ野球ができず、投手を援護できなかった。たとえ投手が4、5点取られてもそれ以上に打って勝つということができなかった。あと一打が打てず、繋がらなかった」
※入れ替え戦の対戦相手、日程は未定です。決まり次第告知します。