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４月２６日、春季関東リーグ第５戦である対東海大戦が慶應義塾大学日吉記念館にて行われた。先週明大と早大に敗れ、リーグ第４日経過時点で１０位と苦しい状態の中迎える１戦であったが、序盤は好調な専大。先に王手をかけるも流れは続かず、フルセットまでもつれ込み、セットポイント２―３で粘り負けした。またしても連敗を止めることができず、現段階では１勝４敗で９位となった。
<スターティングメンバー>
#１ 山本湧(商４・東亜学園高)
#６ 藤中謙也(経営３・宇部商高)
#７ 高橋拓也(経済３・東亜学園高)
#８ 小林之紘(経営３・創造学園高)
#１２ 川波潤也(経営２・九州産九州産高)
#１８ 小森郁己(経営１・佐賀商高)
#２２ 平原隆也(経済１・都城工高)
第１セット。スタートからの失点で幸先の悪い出だしとなるが、中盤以降からは今試合からスタメンとして復帰したキャプテンの山本の巧みなトスワークで相手を翻弄し、専大が攻守ともに乗り始める。２５―１５と相手を全く寄せ付けずにこのセットを制する。セットポイント１―０。
第２セット。１セット目での勢いを保つことができず、序盤はシーソーゲームとなる。しかし中盤から専大の決定率が下がり、１１―１７と６点差がついてしまう。ここで見かねて専大がタイムアウトをとる。以降、なんとか立て直すが中盤での点差をなかなか埋めることができず、１９―２５でこのセットを落とす。セットポイント１―１。
第３セット。相手のミスに救われ、得点を重ねる。大事なところで藤中や小林が決め込み、リードを保つ。最後まで危なげなくゲームを展開し、２５―２１でセットを奪い、勝利に王手をかける。セットポイント２―１。
第４セット。ここで決めたい専大であったが、攻撃がなかなか決まらず、得点に繋がらない。むしろ東海大の攻撃に圧倒され、リードを許してしまう。９―１２でタイムアウトをとり、その後なんとか１点差まで詰めるも、１３―１４でタイムアウトをとった東海大がそこから一気に５連続ポイントを決め、また離されてしまう。終盤では専大も粘りをみせるが、相手に逃げ切られる形となり２２―２５でセットを落とす。セットポイント２―２。
相手に追いつかれる形で迎えた第５セット。出だしは川波のスパイクやサービスエースが決まり、いいムードを掴む。しかし４―１のところで東海大がタイムアウトをうまく使い、流れを変える。専大のミスが続き、４連続得点を許してしまう。４―５で専大がタイムアウトをとるが、流れを引き戻すことに苦戦し、５―８とリードされたままチェンジコートを迎える。終盤で川波が次々とスパイクを決め、活躍をみせるが、相手の粘りに圧され、１２―１５で試合終了。セットポイント２―３での逆転負けとなった。
今試合で専大は４連敗となり、連敗を逃れることができなかった。以前から専大の課題でもあった、出だしのもっていき方が今回も各セットでうまくいかなかった。この悪いムードを断ち切り、次戦は切り替えて臨んでほしいところである。次戦は同場所にて順大と対戦する。専大の早い立ち直りを望む。
(金高結・文３)
以下、監督コメント
「決め手がなく、苦しい試合展開となった。藤中にスパイクで引っ張ってほしい。連休明けには小川を復帰させるが、今はとにかくしのいでいくしかない。春リーグはしのいで、東日本、全日本に繋げたい。明日は勝つ」
