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2014.04.26
野球

東都大学春季リーグ 立正大戦第1戦 先制をものにできず逆転負け

 4月26日、立正大グラウンドにて春季リーグ3カード目である立正大戦の第1戦が行われた。打順を変更して臨んだが2回以降は打線がつながらず、逆転を許し8-2でゲームセット。

 

 初回、ここ2試合で1番打者を任されている重野雄一郎(経営3・専大松戸高)が先陣を切った。カウント1-0で振りぬいた打球は弧を描いてライトへの先頭打者ホームラン。重野の一振りで先制点をとった専大の勢いはここで終わらない。続く2番・白澤隼人(経済3・神村学園高)がファールで粘った末に四球を奪い、3番・福田晃規(商3・県岐阜商高)のヒットでチャンスを広げ、2死1,2塁で回ってきたのは、4番から打順を下げた6番・森山恵佑(商2・星稜高)。カウント1-1で放った打球はセンターに転がり、貴重な追加点となって0-2とリード。森山の4番復帰への意地がタイムリーヒットとして表れた。

 

 2点の援護を受け、マウンドに上がったのは対日大第2戦で完投勝利を挙げた角田皆斗(商4・栃木工高)。初回から4回まで毎回のランナーを出すも、要所ではきっちりしめる無失点のピッチングを見せていた。しかし5回表、角田は立正大打線に捕まってしまう。先頭打者にレフト越えのツーベースヒットを許すと、続く3番・本間の犠打を悪送球し、ランナーが生還し、1点差に迫られる。エラーがエラーを呼ぶというのはまさにこのことだろう。専大はみるみるうちに蟻地獄へと落ちてしまう。さらに1死2塁の場面で5番・三好の内野安打をカバーに入ったピッチャー・角田が悪送球し同点に。そして2死3塁の場面でレフトがまさかの落球をし、ついに勝ち越しを許してしまう。タイムリーを浴びたところで2番手・坂元寿謹(経済4・太田東高)へスイッチ。なんとか切り抜けたものの打者一巡の猛攻を見せられてしまった。

 

 6回表にもタイムリーと2ランホームランでさらに6点差と広がり8-2となる。専大打線は初回以降、三者凡退も目立ち、ランナーを出してもなかなか得点に結びつかない淡白な攻撃のまま試合終了。

 

 スコアを見れば8-2と惨敗。しかしチーム安打数を見てみると1本差(専大:9本、立正大:10本)で大した差はない。決して打撃不振に陥っているチームではないからこそ、何かしらのきっかけをつかむことができれば、一本の線となって得点力が格段に増すと言えるのではないだろうか。

 

(齊藤麻莉奈・経営2)