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5月5日、関東大学バスケットボール選手権準々決勝が代々木第二体育館にて行われ、専大は早稲田大と対戦した。試合は序盤から早稲田大の高い位置からのディフェンスに苦しみ、ミスを犯すなど自分たちのバスケットをさせてもらえない。ディフェンスでもリバウンドからの速攻や3Pシュートを止めることができず、84-92で敗れベスト4進出とはならなかった。専大は順位決定戦に回ることになる。
専大84(23-21、23-31、17-16、21-24)92早大
スタメン
#6 渡辺竜之佑(経営4・福岡第一高)
#7 國分大輔(経営4・名古屋大谷高)
#11 秋山煕(経営3・東海大付浦安高)
#30 アブ フィリップ(経営1・アレセイア湘南高)
#32 野口夏来(経済2・福大大濠高)
第1ピリオド、開始から早稲田大に前からプレッシャーをかけられミスが目立つ。それでもインサイドでは#6渡辺、#30フィリップ、アウトサイドでは#11秋山が決めるなどし、23-21で第1ピリオドを終える。
第2ピリオド、攻守の切り替えが早い相手に立て続けに決められ逆転を許す。最大11点差をつけられるも、途中出場の#8幸崎竜馬(ネットワーク情報2・能代工高)がディフェンス面で活躍し流れを渡さない。こちらも途中出場の#14高澤淳(経営3・市立船橋高)が3Pシュートを決める活躍を見せるも46-52とリードされ前半を終える。
第3ピリオド、早稲田大はインサイドで#30フィリップに対してダブルチームを仕掛ける。お互い得点が決まらない時間が続くが、専大は相手にボールを回されフリーの選手をつくられると、連続で3Pシュートを決められる。その後は#6渡辺の3Pシュートなどで得点を返し、一進一退の攻防を見せ63-68で最終第4ピリオドへ。
第4ピリオド、一段と厳しいプレッシャーを受けると相手に流れを与え、点差を広げられる。最後まで攻撃を止めることができず84-92で試合終了。
(経済2・高岡要)
▲攻撃面で存在感を示す #11秋山
▲攻守に渡って活躍 #30フィリップ
(撮影者=斉藤葵)
佐々木監督コメント
「相手が小さいこと、前からあたってくること、アウトサイドを攻められることは予想していた。ディフェンスでは3Pに対してどれだけ対応できるかが問題だった。ローテーションミスもあった。タフなプレッシャーに受け身になり、ターンオーバーをとられイージーなバスケをさせてしまった。#6渡辺に頼り、受け身になりすぎていた。途中出場の#8幸崎はディフェンスで受け身にならず、ディフェンスからリズムをつくれる選手で信頼している。しかし、10分20分と続けられるかというとまだそこまで達していない。相手としても、#6渡辺、#30フィリップだけだと守りやすくなってしまう。誰かに頼るのではなく一人ひとりがタフなディフェンスをできるようにしていきたい。
早稲田大に対してのプランとしては、アドバンテージとして高さがあるということ。相手は小さいので機動力がある。外から打たれてしまうことは想定していた。4アウトの形をとり、ディフェンス4人がタフにアタックし、#30フィリップ、#32野口がブロックにあたる。機動力どうこうというより、受け身になり通常通りのプレーができていなかった。春先でスタートのメンバーをいじくって選手の存在価値を下げるのではなく、これを経験値として秋に繋げようとしていた。
結果は結果。これ以上勝ち進むことはできないが、順位決定となる次のゲームでリーグ戦に向けて経験値を積んでいきたい。今日の反省を明日の練習で修正して1つでも収穫できるようにしたい。負けるのは一回でいいので。」