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2026.02.24
フィギュアスケート

【フィギュアスケート部】関カレ入賞逃す 悔しさ糧にレベル向上誓う

<第53回関東学生フィギュアスケート選手権大会=2月14日~15日、KOSE新横浜スケートセンター>


関東学生フィギュアスケート選手権大会(通称;関カレ)がKOSE新横浜スケートセンターで開催された。大会最終日の15日に6級女子の演技が行われ、専大からは岩本苺紘(法2・東京女子学院高)と鈴木菜々音(法3・目黒日大高)が出場。岩本がシーズンベストのスコア66.19で10位、鈴木がスコア61.10の12位で大会を終えた。



 8番手滑走で登場した岩本は、本番でのミスを防ぐ為に、演技直前の6分間練習でジャンプの本数を抑えた。最終確認ではリンクを3周し、ジャンプ計2本を着氷。そして、チームメイトの応援を背に『All that Matters / A Thousand Years』を披露した。

▲6分間練習での岩本。リンクを広く滑り、ジャンプの本数は最小限に抑えた


 2番目に跳んだダブルアクセルでは回転不足があったものの、上々の滑り出しを見せた。その後、ダブルルッツの転倒、ダブルアクセルの回転不足で減点が重なった。それでも「全日本インカレの時から、自信を持って飛ぶようにしていたのが良かったかな」と、以降のジャンプは全て着氷。ピアノの音色に合わせて優雅なコレオを披露し、終盤は全てのスピンに加点を付けた。3分36秒に力を込めて演技を終えた。

▲曲調の変化に合わせた華麗なコレオ


▲前回大会に続いて、今大会でも今季ベストを更新した


 惜しくも入賞には届かなかったが、今季の最高スコアを記録。「出来としてはあまり良くなかったが、シーズンベストを出せたのでそこは成長かなと思う」と、悔しみながらも記録更新に前向きなコメントを残した。また、今大会では出場者のレベルの高さを実感したという。「今、6級のレベルが上がっていて。ダブルアクセルだけでは上に行けないと思うので、今後はトリプルも混ぜていきたいなと思う」と、更なるレベルアップを誓った。



 23番滑走の鈴木は『Romeo+Juliet』のプログラムを演じた。2番目のトリプルサルコウでは転倒があったものの、ダブルアクセル・オイラー・シングルサルコウのコンビネーションジャンプ成功で立て直した。この状況を「(最初のジャンプがシングルループになってしまい)最初のコンビネーションが無くなった時点で、どこかでつけなきゃいけないというのを一番最初に考えた。そこから頭をフル回転させて、次のジャンプでコンビネーションをつけることができた」と回想し、ミスを最小限に抑える修正力を発揮した。

 ▲演技中の鈴木。序盤の転倒以降は、安定した演技を見せた


 後半は高度なスピンも成功させ、「今はレベル4、レベル3、レベル4の構成でやっているが、本来はオール4にしていきたかった。安定性が無かった部分はレベルを1つ落として、まとまったスピンと演技を組み合わせられるように意識した」と分析した。

▲終盤のスピンは全て成功


 序盤の転倒から復調し、後半はほぼノーミスで演技を終えた。しかし、得点が伸び悩み12位に終わったことで悔しさをにじませた。「インカレの時から構成を上げて挑んだ。最初(のコンビネーションジャンプ)はダブルループ・ダブルアクセル・シングルアクセルのつもりでやっていたのですが、最初パンクをしてしまって入らなかった。ダブルサルコウは今までの練習で降りてきていたので、本番で決まらなくて悔しい。(足の怪我は治っていて)良い状態で臨めていたので、その部分も悔しい」と振り返った。


 来季は大学4年生となり、鈴木はチーム最年長となる。「主将は一番背中を見せなきゃいけない立場なので、全体的なチームを引っ張っていきたいのと、新しい新入部員も増えていて、(スケートが)大学初めの子もいるので、チームとしてまとまりが出来るようにやっていけたら」と意気込みを明かした。


 岩本と同様に、今大会では6級のレベルの高さを実感したと語る。「ここ1、2年で凄く実感していて、70点台を出す選手の多さが自分の刺激になっている。自分は67点ぐらいが自己ベストなので、70点台を出さないと入賞できないレベルになっている。自分はあまり高い点数が出にくいので、その分ジャンプで取り戻さないといけない。今シーズンはあまりハマらないので、来シーズンはその部分も強化していって演技構成点を更にレベルアップ出来るようにしていきたい」と、来季の更なる飛躍を目指す。


 より上位に入るため、鈴木は上級レベルのバッジテストに挑む。「今は7級を目指しているので、試合はもちろん7級取得に向けて今後は練習していく。一番目指しているのはブロック大会なので、出場が叶わなかったとしても東日本インカレ、全日本インカレで納得できる演技が出来るように、来シーズンを悔い無く迎えられたら」と、リベンジを誓うと共に来季の抱負を語った。


 鈴木と岩本は、常に同じ級で切磋琢磨している。今シーズンは東日本インカレ、全日本インカレ、そして今大会で共に出場。鈴木は岩本について、「ずっと同じ級で3年間やってきて、いつも(順位が)上がったり下がったりしているので、部活内での1ライバルとして良い関係性だと思っている」と話すように、チームメイトでありながらも「良きライバル」として互いを高め合う。

▲仲間であり、良きライバルの2人。今大会での悔しさを糧に、スケーティングのレベル向上に努める



文=藤林利英(文2)、写真=臼井千晴(文2)