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〈第53回関東学生フィギュアスケート選手権大会=2月14日 KOSÉ新横浜スケートセンター〉
選手権男子フリースケーティングに梶本将太(法4・駒場学園高)と嶋﨑帆々渡(法1・関東第一高)が出場した。梶本にとっては最後の公式戦となった今大会。個人ではスコア95.53をマークし全体4位となった。嶋﨑はスコア76.50で全体8位となり、団体では3位入賞で試合を終えた。

▲梶本のフィニッシュ

▲表彰式の様子
2番滑走で出場した梶本は、今シーズンを通して磨き続けてきたプログラム『Exogenesis:symphony Pt.3』を披露した。
梶本にとって競技生活最後の点数のつく公式戦となった今大会。「国スポではあんまりいい成績を残せなかったので、結構悔しくて。今回最後の試合で、自分に今できる最大限のことをやるしかないと思っていた」と試合前の心境を明かす。

▲演技開始前に仲間や監督から声をかけられた
今大会は無観客での開催となったが、保護者や他の選手たちからの大きな歓声に包まれ、笑顔を見せながら演技がスタート。1本目のトリプルトウループとダブルトウループのコンビネーションジャンプを軽やかに決めると、続くダブルアクセル、トリプルサルコウとダブルトウループのコンビネーションジャンプも着氷した。後半のトリプルトウループでの回転不足と、最後のフライングキャメルスピンの出来栄えで減点されたものの、持ち前の柔軟性で安定感のあるしなやかな演技を披露し、ほぼノーミスで舞い切った。


▲演技中もリラックスした表情を見せた
大会を終えて「自分がいつも練習しているリンクなので、あんまり緊張しすぎず、他の選手と和気あいあいとしながらリラックスして滑れて、ずっと無駄な力が入らずに演技できた。この曲を使うのは最後なんですけど、そんなに悪くない点数もいただけたので良かった」と自身の演技を振り返った。

▲演技終了後には笑顔が溢れた
専大にはOGの廣田彩乃さん(令6・法卒)と同じコーチに習っていたことがきっかけで入学した。
4年間の専大フィギュアスケート部での活動については「本当によかったなと思う。人数は少ないので、部練とかもあまりできなかったりするけど、その分会った時にはしっかりコミュニケーションを取れた。『他の大学に入ってたらどうなってたんだろう』と思うぐらい専修のフィギュアスケート部に入れて良かった」と熱い想いを語った。
専大での競技生活も残りわずか。「これからもっと専修大学フィギュアスケート部が大きくなって、専修でスケートしたいっていう子が増えてくれればいいと思うのと、みんなのいい成績を楽しみにしている」と梶本は主将らしく後輩へのメッセージを送る。
卒業後もスケートに携わり続けると話す梶本は、「自分は大技とかは飛べないので、今飛んでるトリプル2種類をしっかり飛んで、自分のスケートの色を出して『あの人はちょっと違うな』って思ってもらえるように、観客の人に覚えてもらえるようなスケーターになれたらいいのかなと思う」と理想のスケーター像を述べながら今後に向けて意気込んだ。
梶本に続く4番滑走では嶋﨑が出場し、今大会からの新プログラム『Tree of life』を披露した。「Tree of lifeを使いたいと元々思っていて、先生と話し合ってこれにしようと決めた」と自身で選曲したという。また、衣装については「衣装はまだないので、前回使ってたショートのやつを代用して使った。衣装はまだこれからかな」と今後新しい衣装になる予定だと明かした。

▲真剣な表情で演技する嶋﨑
前半のダブルフリップとトリプルサルコウで2度転倒、その後も後半の3連続コンビネーションジャンプでの回転不足などミスが響き、スコアは76.50と伸び悩んだ。それでも最後まで大きく身体を使い、楽曲の世界観を表現する演技を見せた。


▲世界観を表現しながら、最後まで舞い切った
演技を終えて「(振り付けを)作って1週間あるかないかぐらいだったので、全然慣れてなかったっていうのもあるんですけど、まだいい演技ができていなかったので、次の試合はもっといい演技ができるように頑張りたい」と振り返った。
「ジャンプは練習を積むしかない。表現力とかはもっとうまくできたなって思うところもあるので、そこを意識して頑張りたい」と次の試合に向けて目標を語った。
今年度は専大へ入学し、競技環境が大きく変わった1年となった。「こういう大学の試合とかは監督だったりチームメイトがリンクサイドに立って応援してくれるので、それがすごい新鮮で楽しい」と笑みを浮かべた。
今後については「シーズンベストをどんどん更新できるように頑張っていきたい」と意気込んだ。
文=臼井千晴(文2)
写真=藤林利英(文2)

