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<第98回日本学生氷上競技選手権大会ファーストディビジョン=12月24日 東大和スケートセンター 専大6-1龍谷大>
関西の強豪相手に、白星を挙げた。
インカレでベスト8に進むことを目標にしている専大は、1回戦で龍谷大学と対戦。#93池田洋貴(商4・釧路工業高)のハットトリックの活躍もあり、6-1で勝利した。
第1ピリオドでは専大オフェンス陣が躍動した。2分18秒に#14クラーク証音(法2・日光明峰高)からアシストを受け、#93池田がパックを押し込み先制点を獲得。2分34秒に専大側にペナルティが課せられたことで、相手側が数的優位になったが、集中した守りで耐え抜く。12分21秒には#15塩原陸生(法3・日光明峰高)がシュート。「勝つつもりでいたので、素直に嬉しかった」と塩原は自身の得点を振り返る。その後、#93池田の華麗なシュートが決まり、3-1で1Pを終えた。

▲ハットトリックを決めた#93池田

▲2得点の#15塩原
続く2Pでは、シュートの素振りを見せるも、相手GKに阻まれ中々得点につながらない。それでも#93池田がキャプテンの意地を見せ、1得点を決める。得点後、喜びを全身で爆発させた。
3点差で迎えた3P。点数が入らない状況を打開したい専大は、部分的に6人攻撃を選択。相手に攻めの姿勢を見せつけた。その後、53分49秒に#21高橋宙来(法3・八戸工業第一高)と#15塩原のシュートが決まり、今試合を6-1で締めた。
高橋裕一監督は「(相手は)関西でそこそこできると聞いていた。まずとにかく集中して、自分たちのできるホッケーをやるということ。相手に合わせないことで、主導権を全部自分たちで握って、先行で点差を広げて楽な試合がしたかった」と今試合を総括した。25日の次戦については「(対戦相手は)ランク上の早稲田だが、どんな風な戦いになるか選手たちに考えてもらい、1試合でも多く、4年生にプレーしてほしいので、とにかく1試合でも多くできることに期待するしかない」と口にした。
キャプテン・#93池田は「インカレということで負けたら終わり。相手も結構がつがつくるチームだったので、1Pは悪くなかったが、そこから点数が中々入らなくて緊張感のある試合だった」と振り返った。
試合ではリンク上でのメンバー間での会話が多くあった。「プレーの確認やどこで欲しいかとかはやっぱりしっかり声を出さないと分からないと思う。ちょっとしたすれ違いをなくすためのコミュニケーション」だと池田は話した。
キャプテンは次戦について「専修大学はずっと2回戦で勝てていない。今年1年色々あったが、プレーで表現したい。もちろん勝ちたいが、自分たちのできることを全力で表現できたら」と意気込んだ。
文=大竹瑞希(文3)、写真=佐藤佑樹(経済2)、佐俣莉子(法1)、武田慧一(法1)

