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〈2025年(令和7年度)秋季関東学生卓球リーグ=9月10日 港区スポーツセンター〉
関東学生春季リーグ王者として、臨んだ今大会。初戦の埼玉工業には、チームのエース溜大河(経済2・静岡学園高)の勝利、リーグ戦初出場の中島瞳輝(文2・新潟産大附高)が快勝を見せ、4-1で勝利した。2戦目の筑波大戦には、2-4で敗戦し1勝1敗と悔しさの残る初日となった。
▲溜の勝利で、チームに勢いをつけた
男子の1番手は、チームのエースとして活躍する溜が出場。埼玉工業大のエースとの対戦は、フルセットにもつれる熱戦となった。第1セットを先取するも、第2セットを落とし、試合は振り出しに。第3セットは一進一退の攻防が続いたが、最後は粘りを見せて制した。続く第4セットを奪われ、勝負は最終第5セットに持ち越した。
勝負の最終セットでは、試合の開始直後から4連続得点し、早々に相手にタイムアウトを取らせる。中盤以降、追い上げられる場面もあったが、序盤のリードを守りきり、堂々の勝利。開幕戦の重圧を背負いながらも「普段の練習を信じて戦えた」と振り返り、安堵の表情を浮かべた。
2番手に出場した木塚陽斗(文2・明豊高)、3番手の久保賢輔(文1・希望が丘高)がいずれも危なげなく白星を重ね、チームは勝利に王手をかけた。あと1勝で、勝利が決まるが、ダブルスの田中京太郎(文3・静岡学園高)、山下慧(文3・育英高)ペアが接戦を落とし、勝負の行方は5番手の中島に託された。
▲リーグ戦初出場ながらも、堂々のストレート勝利をした中島
5番手を任されたのはリーグ戦デビューを果たした中島。1セット目は、両者が3球目攻撃を仕掛け合う展開となったが、相手サーブから得点を重ねたことで流れを掴んだ。その後も、相手の隙を狙う冷静なプレーで2、3セット目も連取し、ストレートで勝利した。「人一倍練習を頑張ってきた」と語った中島の努力が実った一戦となった。
2試合目は、全日本大学総合卓球選手権大会、4位の筑波大と対戦した。各試合で接戦を繰り広げるも、あと一歩及ばず2-4で敗戦を喫した。
リーグ戦の2日目の11日は、法大と日大と対戦する。リーグ優勝を果たすためには、負けられない戦いとなる。試合後も体育館に残り練習を重ねる選手たちの姿からは、専大卓球部のリーグ戦にかける思いが伝わる。敗戦の悔しさを力に、明日の2戦に挑む。
文・写真=中島胡春(ネット3)