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〈専大・成城大空手部合同稽古=8月2日 生田キャンパス第二体育館剣道場〉
試合競技を行わない松濤館流に所属する専大は、同じく松濤館流の成城大学との合同稽古を生田キャンパス第二体育館剣道場で催した。基本的な型や組手などの練習を2時間30分ほど行った。専大は9名、成城大は6名が参加し、貴重な交流の場となった。
▲集中して稽古に取り組む両大学の選手たち
ウォーミングアップを一通り終えると、相手の急所を意識した突きの練習がスタート。基礎について専大の芦口健監督や専大主将の仲村謙吾(経営4・専大附属高)から細かい指導が行われた。手足の細部までこだわり、緊張感のある時間が続いた。
▲体勢をキープし、集中する部員
続く型の練習では、成城大空手道部の平本航琉主将が指導。相手に技がかかるような想定で練習した。大学によって型のしきたりが若干異なり、それぞれの部員が驚く場面もあった。その後は専大が練習で使用する巻藁を成城大部員が体験し、突きのインパクトや体の締め方などを学んだ。
▲巻藁を突く様子
合同稽古の終盤では、組手を行ってアドバイスを送り合い、練習を締めくくった。お互いに有意義な時間を過ごし、仲村主将は「自分たちと全く同じ空手をしているわけではないので、知見を色々深めることができた」と振り返った。平本主将は「成城大はすごく伸びやかな空手をするが、専大はカチッとした空手をするイメージ。部員同士の交流も増えて空手のモチベーションにつながる」と合同稽古ならではの収穫を話した。
▲専大の仲村主将(中央)
▲成城大の平本主将
今後、両大学ともに稽古の成果を見せる演武大会が控えている。仲村主将は「日々、仲間と切磋琢磨し、稽古してきたことを発揮する唯一の場に等しいので、楽しみたい」と力を込めた。平本主将は“成城大らしさ”をポイントに挙げ、「成城大の空手を外部に見せる機会はあまりないので、良いところを披露したい」と意気込んだ。
今回の経験を活かしながら、演武大会に向けてそれぞれ鍛錬を積んでいく。
▲参加者全員での集合写真
文・写真=竹田一爽(文4)