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10月10日、秋季関東大学リーグ戦第8日目が日体大健志台キャンパスにて行われた。順天堂大・明治大に連敗中の専大はホームの日体大と対戦。春季大会は主力を割く中での戦いだったため敗れているが、専大は#1藤中を攻撃の起点に得点を重ね一つのセットも奪われることなくストレートで勝利。これで専大は秋季戦成績を4勝4敗の5分に戻した。
専大3 – 0 日体大(25-20、25-23、25-20)
スターティングメンバー
#1 藤中謙也 (経営4・宇部商高)
#3 高橋拓也 (経済4・東亜学園高)
#4 小林之紘 (経済4・創造学園高)
#5 川端修 (商4・開智高)
#8 冨田直人 (経済3・東亜学園高)
#13 小森郁己 (経営2・佐賀商高)
#20 為我井太也 (文1・東亜学園高)
第1セット、高さのある#3高橋のスパイクやキレのある#8冨田のクイック攻撃で得点を重ねるが、#1藤中・#4小林の2枚ブロックもブロックアウトを取られ、両チームとも3得点目を奪うまでリードできない。だが、専大が4点目を奪った直後に藤中の前に落とすフェイント攻撃で5点目を奪い、初めてリードを奪う。しかし、#3高橋や#1藤中の再三のスパイクもノータッチやブロックされるなどし、結果、シーソーゲームの展開に。得点は専大が13点目を取った時点でもまだ13-13で両者譲らない展開だったが、#13小森の必死のレシーブでボールを繋げるとチームの士気も上がり専大に流れが来る。さらに#1藤中のトリックプレーなどで効率よく点を稼ぎ、ここから5連続得点。終盤の日体大の猛攻で20点目を取られて詰め寄られるも、最後の25点目を途中出場の#15船倉拓登(商2・清風高) が難なく決め25-20でセットを先取する。
▲サーブでも攻めていく#15舩倉(撮影=上野夏帆)
続く第2セット、春季リーグ対戦時も点の取り合いとなりシーソーゲームになっていた日体大戦。#20為我井・#3高橋の2枚ブロックや高橋・#4小林などのスパイクが決まり相手に流れを渡さない攻撃をするも、第1セットと同様にもつれにもつれ込み、一時は専大が3点リードされるも追いつき決して離されることなくスコアは13-13。その均衡を破ったのは専大。高橋の時間差攻撃で相手を惑わせ14点目を奪い逆転するが油断はできない。そこから専大は1点差を守る厳しい戦いに。だがこの試合の流れを変えてくれるキープレーヤー#13小森はまた流れを変えてくれた。小森が再三のスパイクチャンスを決め18-16。 直後に日体大に17点目を取られるも、また小森が懸命のレシーブで得点を許さず19-17。結果、1点差の均衡を破る形となった。その後も点を取り合い2回のタイムアウトを挟むなど両者緊張した戦いだったが、専大が25点目を勝ち取り25-23でこのセットも連取した。
王手をかけた第3セット、専大が先制点を取り、#8冨田のラインギリギリを狙った強烈なスパイクや#3高橋・#1藤中のスパイクなどでチームの流れを作っていった。しかし互い譲らない一進一退の攻防が第1、2セットと同様に専大が12点目を取るまで行われた。またもその均衡を破るのが専大。13点目を#20為我井が1枚で挑みブロックし13-11。また#3高橋自身が相手選手を心配するほどの強烈な威力のスパイクを放ち18-13。その後もピンチサーバーで登場した#17 井上創太(経済2・東福岡高)も活躍し25-20で勝利。
全セットの試合展開が展開だけに熱い戦いを制した専大。次回も春季リーグで敗れた法政大戦だ。この勝利の勢いのまま勝ち進んでほしい。
(飯塚 恒成・文2)