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12月5日専修大学は第76回全日本大学バスケットボール選手権大会(以下インカレ)で京産大に勝利しベスト8へ進出した。秋季リーグでは、持ち味である3ポイントでチームの危機を数々と救ってきた上村大佐(商4・能代工業高)。大学生活最後のインカレを前にした今の心境と個人の目標について聞いた。
インカレを前にした今の心境
リーグ戦前に留学生が抜けるというアクシデントに見舞われた専大バスケ部。留学生不在で迎える初のインカレに上村は「1年生の時からずっと留学生と一緒にプレーしてきて、4年生になって急に留学生がいなくなった状態で、日本人だけでバスケするってなって正直リーグ戦の時はだいぶ不安だった。それでも4年生全員でやろうっていう気持ちになったので、ずっと練習してきたことがインカレでどう繋がるか、どう結果に繋がるかはすごい楽しみ」と多少の不安を抱えながらもインカレに向けて期待感を口にした。
自身のコンディションとチームの雰囲気
全体練習終了後、3ポイントの調整を行っていた上村だが、自身のコンディションについて「リーグ戦期間中に新しいことを始めて、それがまだ練習中で形になっていないので、それがインカレまでに間に合えば良いパフォーマンスになるかなと思う」と新たにディップしないクイックシュートに挑戦していることを明かした。
チームの雰囲気については「リーグ戦で出た課題をインカレに向けて徐々にやろうやろうっていうことで、練習で毎日高め合ってできているのですごく良いんじゃないかなと思う」と述べた。
インカレへ向けて
上村は秋季リーグで全試合スターター入りを果たした。2巡目の中大戦では3ポイントを6本沈め、自身最多25得点を決めた。インカレに向けて「個人的には3ポイントや自分が磨いている3ポイントのクイックシュートを結果で出すってなったら3ポイント王になったり、確率よくシュートを決めたりっていうのを意識している。チーム的な目標はもちろん日本一」と個人、チームとしての目標を強く語る。さらに「3ポイントをどれだけ決められるのか、何本入るんだってくらい頑張り、そこを楽しんでもらえれば」とインカレでの注目してほしい点に自身の強みを挙げた。
留学生が抜け、怪我人も出た状態で迎えたインカレ。強者揃いの4年生を中心にチーム一丸となり悲願の日本一へ期待感を胸に突き進む。
文=平野百々花(人間科学1)
写真=髙野葵葉(文3)