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2024.04.27
バドミントン

【女子バドミントン部】4試合がフルゲームの死闘制す 1部昇格へ白星スタート

〈関東大学春季リーグ戦 2部=4月27日 日体大健志台キャンパス 専大4-1立大〉


▲開幕白星を挙げた

 

 1部復帰を目指す専大は開幕戦で昨秋2部4位の立教大学と対戦。第1シングルスの堀心海(文1・聖ウルスラ学院英智高)は1-2で落とすも、続く第2シングルスの御後あやか(文3・聖ウルスラ学院英智高)が粘り強さを見せ2-1でこの試合を取る。第1ダブルスの加藤環季(文4・金沢向陽高)/吉田陽萌(文2・金沢向陽高)もフルゲームに持ち込まれるも2-1で取り、第2ダブルスの大津留呼春(文4・佐賀女子高)/赤須佳奈(商4・甲斐清和高)も2-1で破り勝利。第3シングルスの松岡美歩(文2・埼玉栄高)はストレートで破り、4-1で初日をものにした。


 1Sには1年生の堀が起用された。第1ゲームはミスが目立ち流れを掴めず13-21で落とす。第2Gは序盤は拮抗した展開が続くも、角を狙い続けると徐々に主導権を握り始め、そのまま点差をつけ21-16でものにする。ファイナルGは終始一進一退の攻防が続きデュースに持ち込むも最後はレシーブがネットにかかり22-24、1-2で落とす。


 ▲試合には敗れたが、期待を感じさせるプレーを見せた


 2Sの御後は怪我明け万全の状態での復帰戦となった。第1Gは中盤まで接戦となるも、17-16の場面で相手のスマッシュが決まると、そこから4連続失点を喫しこのゲームを落とす。「挑戦者の気持ちでコートに立てて、プレッシャーはあまり感じなかった。(第1Gを)落とした後に切り替えて第2Gに入れたのは良かった」と御後が話すように、第2Gではプッシュやクロスヘアピンなど前での強さが光り、最後は5連続得点で21-13と大差で取る。ファイナルGはなかなか突き放せず死闘が続きデュースに持ち込まれる。しかし「同じところをついたり、自分が早く入って打つことを意識していた」と話すように、最後は自分のペースで試合を展開しドリブンクリアを決め22-20。2Sをものにした。


▲2年生になる前にアキレス腱を切り、長い期間プレーができなかった御後
▲「かなり走り込みをしてきたから、動きでは負けない自信があった」

今年にかける思いは強い 


 1Dは同高コンビの加藤/吉田が出場。「“緊張”って感じだった」と加藤は話すように、第1Gの序盤はミスもあり拮抗した展開が続いたが、終盤にかけて流れを掴み始め21-16で取る。第2Gも競る展開となるも中盤で3、4連続失点をし点差を離され15-21と落とした。吉田は「相手に取られ出した時に、気持ち的に引いてしまい、プレーも守りばかりになってしまった」とこのゲームの敗因を述べた。迎えたファイナルGは序盤4点差をつけられるも、吉田の前での強さが光り13-12と逆転に成功する。しかしそこから相手の猛攻に耐えられず16-19と追い込まれる。それでも諦めなかった専大は、粘り続けて相手のミスを誘い20-19と逆転。最後は吉田のショットが決まり2-1で勝利した。


▲流れを掴めず、苦しい展開が続いた
▲加藤(左)「1Dとして勝ち切ることができてよかった」 


 勝利に王手がかかった2DもファイナルGにもつれる接戦となったが、4年生コンビが意地をみせ勝利。3Sの松岡はこの日初のストレート勝ちを収め、4-1で初戦をものにした。


▲笑顔を見せる大津留

▲しっかりと勝利を収めた松岡


 主将の加藤は今日の勝利について「代が変わり初めての試合だったが、チーム一丸となって挑めたのが勝利につながったと思う」と勝因を述べた。残りのリーグ戦については「1部昇格がチームの目標なので、春で上げて秋でまた1部で戦えるようにしたい」と1部へ向けた思いを話した。


 ▲チーム一丸で1部復帰を目指す


 次戦は4月28日に東京情報大と対戦する。


文=北原倖多(文3)

写真=櫻井美虹(人2)