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9月15日、神宮球場にて対駒大第1戦が行われた。
4回までは大野・今永両投手の投げ合いが続き、両者無得点のまま5回へ。
迎えた5回表、8番・時本亮(経営4・大垣日大高)がライト前ヒットで出塁すると、連続フォアボールで満塁に。満塁のチャンスで迎えた2番・伊與田一起(経営3・明徳義塾高)が放った打球は三塁線を抜け、レフト前へ。記録はサードエラーとなったものの、エラーを誘う打撃で好投を続ける大野を打線が援護した。
8回表には、この日3三振と振るわなかった渡辺和哉(経営4・文星芸大附高)にホームランが飛び出す。先頭打者・伊與田がライト前ヒットで開幕から4試合連続となるヒットを放つと、5番・渡辺が打った瞬間にホームランとわかる見事なバッティングで2点を追加した。
投げては、先発・大野亨輔(商4・星稜高)がカットボールを中心に1安打完封の好投を見せ、プロ注目投手・今永から勝利を奪った。
△喜びをみせる時本選手と三浦選手
大野選手
「納得のいったピッチングではなかった。ストレートでストライクが取れず、カットボールに頼ってしまった。今日はたまたま抑えられただけなので、修正していきたい。味方が絶対に点を取ってくれると思っていたので、先制点をあげないように投げた。唯一打たれたヒットについては、早く追い込んだのに早いテンポで投げた、甘く入ったカットボールを打たれてしまった。ノーヒットノーランについての意識はなく、点を取られないように投げた」
△好投した大野投手
伊與田選手
「4年生、特に大野さんが頑張っていたのでなんとかして先制点が取りたいと思っていた。打った球は変化球。流す意識が功を奏してついていくことができた。4試合連続ヒットについては意識はないが、調子はいいと感じている。チームのために仕事をするだけなので、次の試合もチームに貢献したい」
△4試合連続安打と好調の伊與田選手
渡辺選手
「今日の結果は完敗だが、最後に打てたのは良かった。相手投手については特に意識はしていなかった。とにかくチームが勝てたことが良かった」
△豪快なホームランを放った渡辺選手
齋藤監督
「よくがんばりました。集中力があった。5回にフォアボールを選んだのが大きかった。5回始まる前にこの回だぞ、という話をしていた。選手達がうまい具合に反応してくれた。渡辺の本塁打については、甘い球が来ると割り切って振り抜いてくれた。三振でもいいという話は日頃からしている。あとはやはり大野。よく頑張ってくれた。明日からも頑張っていきたい。(今永投手について)みんなわくわくしながら戦っていて良かったと思う。いい投手との対戦は選手にとってもいい経験になる。今日の一勝は大きい。」
進化を続ける専大野球部がまた一つ連覇に近づいた。
(三嶋毬里衣・経営2)