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2024.02.06
スピードスケート
【スピードスケート部】野々村が1000mで日本記録更新 インカレの悔しさ晴らす
〈四大陸スピードスケート選手権大会 2024.1.19〜21 =アメリカ・ソルトレイクシティ〉
チーム専修を率いてきたエース兼主将が歴史を塗り替えた。野々村太陽(経営4・白樺学園高)がスピードスケート界の4大陸王者を決める大会の1000mに出走。準優勝を果たすと同時に1′06″68 をマークし、日本新記録を樹立した。「記録が出た時は努力が少し報われた気がして、とても気持ちよかった」と振り返った。 「春からイメージしていたスケーティングがやっとできるようになった」と積んできた努力の成果が実を結んだ。
年明け早々に出場したインカレでは個人・団体種目ともに優勝を逃し、主将として悔しさが残った。そこから2週間。「これからのレース(インカレ後のW杯)で自分の力を示すことで、部員たちに(主将である自分に)ついてきてよかったと思ってもらおう」と覚悟を決めて臨んだ。そして大会では凄まじいスピードで滑り去り、見事な記録を打ち立てた。
▲インカレではチームとして4連覇を逃し、個人としても1位の座に立てなかった
今後は実業団に進み、引き続き世界の舞台で戦う22歳。記録を追ってきた立場から、今度は追われる側になる。それでも力強くこう語った。「世界のトップを目指して、さらに記録を更新できるように成長し続けていきたい」。チームの顔として戦ってきた専大に別れを告げ、世界の舞台で飛躍を遂げる。
▲新濱立也選手と表彰台で撮影。野々村も今後は日本を背負うエースの座を担っていく立場になる
文=河上 明来海(文3)
写真=本人提供、河上