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<1部リーグBIG8 二次リーグ第1節=11月4日 横浜スタジアム 専大3-5日体大>
一次リーグを2位で終えた専大は、二次上位リーグでの戦いが始まった。
横浜スタジアムで行われた初戦の相手は日体大。一歩も譲らぬ攻防が繰り広げられるも、最終第4Qで勝ち越しを許す。今季唯一のハマスタ開催で「GREEN MACHINE」は勝ち星を掴むことができなかった。
日体大のキックで始まった試合は、静かな立ち上がりで幕を開けた。互いに相手陣地深くまで攻め込めず、こう着状態が続く。自慢のディフェンス陣が守るも、相手ディフェンスも固く、攻め込めないもどかしい展開。
第2Q、#44嶋影晟仁朗(法3・浦和学院)の強烈なタックルで攻撃権を掴むも、攻め込むことはできず。粘り強く守備陣が奮闘するも、日体大がFGを成功させ0ー3。先制を許した。
ハーフタイムでは渡辺卓史監督から「やれよ!」「お前らが勝つんだよ!」と力強い言葉をかけられた選手たち。
迎えた第3Q、日体大ボールで始まるも、#37高野寛太(商1・駒場学園)の強烈なタックルなどですぐに攻撃権を獲得。専大のオフェンスでは#19陳根弘宇(商4・神奈川県立横浜立野)のパスと#2後藤僚汰(法3・神奈川県立舞岡)のランで攻め込み、#1加賀友貴(法3・浦和学院)の遠距離からのFGが成功し3ー3の同点に。
運命の第4Qも攻守激しく入れ替わる展開で、一進一退の攻防が続いた。試合が決まったのは第4Q10分。専修のオフェンスで攻めこむも、痛恨のセーフティにより相手に2点が追加。これが決勝点となり、3ー5で敗れた。
試合を振り返って渡辺監督は、「ディフェンスが頑張っている時にオフェンスが一本でも取ったり、FGに繋げられることができれば流れは変わっていた。逆に言うと向こう(日体大)も一緒。陣地を取ったり取られたりの繰り返しで、どちらが辛抱強く点数を取れるかと言う中で、最後にうちがミスしてしまった」と総括。
横浜スタジアムでの試合については「自分たちのプレーができなかった。横浜スタジアムという環境で少し浮かれていたところもあったが、普段生田でやっている練習の成果が出せなかった。特にオフェンスは」と振り返る。「学生には『場所は横浜スタジアムだけど、生田の北グラウンドでやっていることをやれ』と。気持ちは生田だよと言っていた」と、意識はしていたが、いつも通りのプレーが出来なかった。
次戦は慣れ親しんだアミノバイタルフィールドでの桜美林大戦。「いつもやっているところなので、気持ちも落ちついた形で試合に臨めるかなと思う。僕らの勝ち気というのを見せていけたら」と次戦に向けて意気込んだ。
文=萩原健丸(経営2)
写真=小山明香(文2)