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<第73回関東大学女子バスケットボールリーグ戦=10月28日 代々木第二体育館 専大74-96拓大>
▲第1Qで試合を決められてしまった
リーグ戦も残すところあと2戦となった専大は拓大と対戦。前回の直接対決では3点差で勝ち星を挙げた相手だったが、今試合では序盤から相手の勢いにのまれ大量失点。第2Q終了時点で30―57と大きくリードを許した。第4Qでようやく反撃ののろしを上げるも追いつくことはできず、74―96で敗北した。
主導権は試合開始直後に相手に握られた。拓大のンウォコマーベラス アダクビクター選手にインサイドシュートで先制点を決められると、さらにマーベラス選手がバスケットカウントを獲得し5点をリードされる。専大は流れを止めたかったが、パスミスで相手にボールを渡しチャンスをつかむことができず、開始2分30秒で0得点13失点と大きく突き放された。
「出だしから相手のプレッシャーにやられて受け身になってしまった」と近藤萌主将(文4・湯沢翔北)が語るよう、攻撃時のミスからの失点や、リバウンドを獲得することができず。主導権を拓大に握らせた専大はマーベラス選手を中心とした攻撃に翻弄され、第2Qを終えた時点で30―57と大きくリードを許した。
▲写真中央が拓大・マーベラス選手
▲優博美(経営4・千葉経済大附)は「最初は攻めに入ったが自分たちのプレーができなかった」と振り返った
第3Qも開始直後から2本の3ポイントを含む4連続シュートを決められるなど試合は拓大の流れだった。最終Qにわずか点差を縮めるも、74―96で敗北した。
▲第3Q開始後の失点シーン。マーベラス選手だけでなく、狩野選手や高橋胡菜選手にも多くの得点を許した形となった
▲チーム最多7つのリバウンドを獲得した瀬川怜奈(経営2・開志国際)。終盤はファウルが重なったが途中出場で存在感を示した
長南真由美ヘッドコーチは試合振り返り、「攻撃に行く前のミスが(相手の)得点につながっている部分が大半。そこを減らしていかないと勝負にならないというところ」と話した。今試合では相手のターンオーバーが9に対し、専大が18と倍。度重なるミスが失点につながった。
近藤主将は「コーチや監督からも言われたが、タイミングや息が合っていなかった。そこを修正しきれなかったのが点を取れなかった原因」と試合を振り返った。明日迎える最終戦に対しては「出だしからを入れて、最初から離されないように、自分たちのバスケットをしたい」と意気込んだ。
▲近藤はチーム最多の14得点をあげた
明日の最終戦では、日体大と激突する専大。試合開始直後から、チーム一丸となって流れを掴みにいく。
文・写真=相川直輝(文4)