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〈全日本学生柔道体重別団体優勝大会 10月21日 =尼崎ベイコム体育館〉
▲2回戦も勝利し、16強進出を決めたメンバー
選ばれし各校が集まる全国の舞台に11年連続で出場した専大。1、2回戦ともに大差をつけて勝利し、明日行われる3回戦へ駒を進めた。
昨年味わった悔しさを存分に晴らすような戦いぶりだった。 初戦の熊本学園大を黒星なしの6勝1分けで退けると、続く2回戦の北陸大も中堅の鎌倉啓太郎(経営1・習志野)が技ありで制し勝利が確定。指揮を執った藤田純監督も「順調。危なげなく戦えた」と笑顔で選手を称え、チームの状態の良さに手応えを口にした。
▲戦況を見守る藤田監督(右端)ら
特に下級生の活躍が光った。1年生ながら先鋒(60kg級)に抜擢された田宮令都(法1・作新学院)と三将(82kg級)の飯村成満(法1・水戸啓明)が2勝。加えて2回戦には野村晟也(経営2・加藤学園)が大将を任されて勝利。 怖いもの知らずで果敢に戦った若武者たちがチームに流れをもたらした。
▲監督も「あそこ(先鋒)が1年生というのもあって最も心配だった」という田宮だったが、果敢に攻め込む姿勢を貫きチームを先導した。
▲同じく1年生で出場した飯村。主要大会で好結果を残している今季の成長を存分に発揮した
▲「いま絶好調だから」と指揮官が目を引いている野村。最後の最後に豪快な投げ技で勝負を決めた。
「明日はどういう展開・試合になっていくかは全くわからない」。 対戦相手は指揮官が大会前からキーに挙げていた桐蔭横浜大。専大は数年、同大会で3回戦の壁に跳ね返されて続けてきた。若手も上級生も一体となり、「全員柔道」で悲願の8強進出へ完全燃焼する。
▲明日、鬼門の3回戦を超えれば目標のベスト8に進める。全員でそのゴールを掴み取る
文=河上 明来海(文3)
写真=小池佳欧(文2)