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2023.06.10
バスケ

【バスケ部】東海大に一歩及ばず 無念の敗戦

〈第63回関東大学バスケットボール新人戦=6月10日 大田 専大57-71東海大〉


▲試合後の選手達


 昨日、日大に敗れベスト4入りを逃した専大は東海大と対戦。第1Qは10ー11と互角の戦いとなる。しかし、第2Qでは攻守が崩れ、東海大からの猛攻を浴び点差が広がる。点差を縮めたい専大は松野遥弥(経営2・桜丘)、介川アンソニー翔(商1・開志国際)を起点とした積極的な攻撃で流れを取り戻す。第4Qも食らいつくが逆転は叶わず、敗戦となった。


 第1Qは攻守ともに拮抗した展開となった。清水愛葉(文2・北陸学院)がミドルシュートを決め先制。そこから松野のドライブからのシュート、介川アンソニーのバスケットカウントで立て続けに得点し、流れを掴む。しかし、時間が進むにつれ東海大に詰め寄られ、10-11。ロースコアな立ち上がりで第2Qへ。 


▲清水愛葉

▲松野遥弥


 第2Qは東海大に完全に主導権を握られた。序盤から3連続得点を許し、流れが東海大へ。介川アンドレ―龍(文1・Mission bay high school)がインサイドシュートを決める。その後もオフェンスリバウンドからの得点を狙うが決め切れず、東海大の強度の高いディフェンスに苦戦を強いられる。堪らずタイムアウトを取るも流れは変わらず、さらなる猛攻を浴びる。残り30秒で古澤然(経営1・八戸学院光星)が3ポイントを沈めるが、第2Qの得点がわずか9点にとどまり、19ー33で前半を折り返す。佐々木優一監督は「自分たちのオフェンスが上手くいかない部分がディフェンスに影響して自分たちから崩れてしまった。結果的にはそこの差だけだったのかなと思う」と第2Qを振り返った。


▲古澤然


 第3Qは速いトランジションで得点の奪い合いとなる。開始直後、古澤が3ポイントを決めるが、東海大も得点を重ね流れが傾く。専大も負けじと食らいつき攻守のペースを取り戻す。終盤は高橋裕心(経済2・能代科学技術)と松野の3ポイントや介川アンソニー、片根大空(経済2・高水)のゴール下での得点などでテンポよく得点を重ね怒涛の追い上げを見せた。流れを掴んだ専大は点差を縮め、41-53で第4Qを迎える。


▲片根大空


 第4Qは介川アンソニーがゴール下やバスケットカウントを確実に沈め躍動。松野のミドルシュートなど中心に得点を重ね流れを引き寄せる。しかし、東海大も加点を続け点差を埋めることができない。粘りを見せるも逆転は叶わず、71-57で敗戦となった。


▲チームハイの15点を獲得した介川アンソニー翔


 今大会で主将を務める高橋は「後半立て直そうとしたが、2Qの差が結構響いた。2Qが接戦で同じようにできていれば最後も分からなかった」と悔しさを滲ませた。佐々木監督は「1、2年生はまだオフェンス主体の選手が多い。東海大はディフェンスがかなり厳しいのでオフェンスがうまくいかないことが多くなる。その時に自分たちのディフェンスに影響してしまい崩れてしまう。東海大はディフェンスが崩れない強さがあるが、自分たちはそこを我慢できなかった」と東海大戦の厳しさを語った。


▲高橋裕心主将は「自分にできることは声を出してみんなを引っ張り、誰よりも走って先頭切ってプレーすること」と語った


 専大は明日、7位決定戦で中央大学と対戦する。高橋は「昨日から負けが続いていて明日が最後の試合になるが、必ず勝利し7位になって良い形で終わりたい」と意気込みを語る。佐々木監督は「最終戦なのでディフェンスにフォーカスし、自分たちらしさを持って今後のリーグ戦や新人インカレに繋がるような試合にしたい」と今後を見据えた。


文・写真=鶴本あい(法3)