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2023.06.04
柔道

【柔道部】ベスト16で全国へ 東京学生柔道優勝大会

〈2023年度東京学生柔道優勝大会=5月28日 日本武道館〉


▲主将織茂


5月28日、日本武道館での東京学生柔道優勝大会の団体戦に出場した。初戦は大東大に圧倒的な差を見せつけるも、次の東海大では6負け1引き分けとなり、敗退。しかし、ベスト16という結果から全日本学生柔道優勝大会の出場権を獲得した。全日本出場権獲得は専大の目標でもあったことから喜ばしい結果と思えるが、昨年に大敗した東海大との苦い記憶を思い出すことともなった。


専大は2回戦からの出場。出場したメンバーは、松田新太(法4・國學院栃木)、鈴木雅弘(経営2・國學院大學栃木)、野村晟也(経営2・加藤学園)、志村洸太(商3・つくば秀英)、織茂俊伍(経営4・木更津総合)、横山恒星(法4・作新学院)、田中佑弥(商3・修徳学園)(出場順)。負けたら2部降格ということから緊張が走っていた。


全員が一礼した後、出場選手たちが先鋒である松田の背中に手を置いた。「何よりも流れを次の人に渡せるように」。松田は彼らの頼みに応え、序盤から相手選手に果敢に攻め込み合技で一本を勝ち取る。次鋒の鈴木は前半では相手に足をかけられそうになりヒヤリとする場面も見られたが、後半からは自分のペースを掴み、引き分けに終わった。五将の野村は開始から1分もせずに大外刈りで一本を取った。中堅の大役を任された志村は、自身より一回り大きい選手にも関わらず、開始早々の技ありでこの試合をものにする。最終的に隅返で2回目の技ありをとり、勝利。

▲試合前に整列する一同

▲タイミングをうかがう松田


三将では、専大キャプテンの織茂が起用された。「自分の出来る最善を尽くして戦う」。織茂はわずか30秒で一本を出足払で勝ち取り、専大の3回戦進出も決めた。完全に専大ペースの試合の中、副将の横山も背負投で一本をとり、最後に大将の田中も内股すかしで技ありをとった後に、再度同じ技で一本を取った。


▲鮮やかに内股すかしを決める田中


3回戦で出場したメンバーは、松田新太、羽黒朝陽(商2・富山国際大学付属)、野村晟也、織茂俊伍、田中佑弥、鈴木雅弘、 横山恒星(出場順)。対戦相手は東海大と昨年度の優勝校であり、専大は昨年度に初戦敗退をすることになった屈辱の相手でもあった。


「自分が最初に崩してしまった部分もあって流れが悪いままいってしまった」。2回戦目と同じ先鋒の松田は、開始早々合技で相手選手に一本を許してしまう。3回戦目からの出場である次鋒の羽黒は、自身と一回り大きい選手であったが足を何度も掛けチャンスを狙っていた。しかし、一瞬の隙を取られ内股での一本で敗退。五将の野村は相手選手と体格差があり、不利な状況にも関わらず簡単に足をとらせなかった。しかし、中盤で技ありを許してしまう。その中でもなんとかして機会をうかがったが、最終的に内股で相手に技ありを取られてしまった。


▲野村は技を繰り出すも1本は認められなかった


「専大のキャプテンとして、本来はとるべきだった」。中将の織茂は、序盤相手選手のペースに飲まれそうになり難しい局面もあったが、徐々に自分の流れに持ってく。しかし、最終的には決定的な瞬間をつかめず、引き分けとなる。三将の田中は、相手に粘り強く挑むが合技で敗退。副将の鈴木は体格差のある相手に物怖じせず果敢に戦うが、最後に合技で敗退。大将の横山は、相手に足をかけようとするも、出足払で相手に一本を許してしまう。


▲相手をはがすのに苦戦する織茂

▲横山はあっさり1本を取られ、力の差を見せつけられた


東海大との試合について織茂は「どうやったら東海大に勝てるかを考えて練習を積み上げてきたが、一歩叶わなかった。結果でみたら0-6という結果だが、それぞれが意識してたことが試合の中で少しでも出すことはできた。それを4分間出せるようになれば、まだ戦えるチームになると思う」と悔しさを露わにしたが、成長が見られる試合であったと振り返る。


今大会について藤田純監督は「全国大会の切符を取ったことが、まず一番大事なこと」と話す。しかし、それと同時に「(東海大に)今年はどんなふうに出来るかなと思ってやったが、完敗だった」と語ることから、東海大との対戦結果は監督にとっても大きなポイントであったことを物語っている。


▲常に選手に声掛けをしていた藤田監督


専大はベスト16であることから6月下旬に行われる全日本学生柔道優勝大会に出場することが決まった。しかし、全員がその喜びを露わにすることはなかった。専大柔道部は今大会の悔しさを最大限に利用し、今後の大会に全員同じ姿勢で向かっていく。


文=小池佳欧(文2)

写真=北原倖多(文2)