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〈4月16日 キッコーマンアリーナ〉
15日に行われた春季リーグの第2節で、慶應義塾大学に3-0とストレート勝ちした専大。16日に3連勝を懸けて日本大学との一戦に挑んだ。1セット目は序盤から専大の攻撃陣が躍動し得点を重ねるも、中盤から失速し始め、そのまま19-25で1セット目を落とした。続く2セット目も中盤には3点のリードをつけていたものの終盤にかけミスが目立ち始め、21-25で落とす。3セット目は序盤から相手のペースとなり、1年生を起用し若手の奮闘が見える場面もあったが、結果としては19-25で落とし、ストレート負けで今季初の敗北となった。
第一セットスターティングメンバ―
OH:#15甲斐優、#5山崎
MB:#16千葉、#25新居
OP:#1甲斐孝
S:#13井出
L:#21水野
4月16日、2023年度春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦の第3節がキッコーマンアリーナで行われた。対戦相手は1勝1敗でこの試合を迎えた日本大学。1セット目の序盤は専大の攻撃陣が躍動する。特に甲斐兄弟は相手のブロック陣を物ともしない高さで次々とスパイクを決め込んでいき、10-6と4点差まで広げた。しかし、一時ミスが続き追いつかれると、そこから一進一退の展開となる。相手のライトからのスパイクが山崎仁(商4・駿台学園)のブロックを打ち破り19-20となると、そこから相手のジャンプサーブやブロックに苦しみ始める。タイムを取り、流れを変えようとするも相手の勢いは止まることなく、6連続失点で19-25と1セット目を落とした。
▲甲斐孝のスパイク
▲ 甲斐優のジャンプサーブ
この日はスパイク以外のところでミスが多かった
続く2セット目も序盤から拮抗した展開となる。甲斐優斗(経営2・日南振徳)のスパイクで連続得点を取る場面もあったが、相手のスパイクも引けを取らず決まっていく。その中でも「今日は調子が良かった」と話す山崎は安定した活躍を見せた。13-13の局面では相手のレフトからのスパイクをブロックで地面に叩きつけ、その後同点とされるも、次の局面ではレフトからのスパイクでブロックアウトを決めチームに流れを引き寄せた。その勢いのまま18-15と3点差をつけるも、相手の速い攻撃にはなかなか対応することができず、結果的には21-25と2セット目も落とした。
▲アウトサイドヒッターとしてスタメンに定着した山崎
3セット目では1、2年生が交代出場しリーグ戦での経験を積んだが、終始相手からペースを取り返すことはできなかった。2、3節とミドルブロッカーとして出場した新居良太(経済1・開智)は、「速い攻撃に対応が遅れ、搔き回されてしまった。今日はコンディションが悪かった」と話すも、スパイクやブロックでチームを救う場面も多々あった。19-25で3セット目を落とし、ストレート負けを喫した専大だったが、若手の台頭という収穫を得ることができた。
▲ジャンプサーブでサービスエースを取った山崎
前日に行われた慶大戦と比較し「今日は昨日より良かった」と調子の良さを話した
▲新居「今後も自分の仕事をしてチームに貢献し、勝たせられるようにしたい」
▲ブロックは相手の速い攻撃についていけなかった
山崎は「自分たちのバレーが上手くできず、相手のバレーにはまってしまった。そこが今日のチームの反省点」とこの試合を振り返った。また次節に向けて、「今日の反省を今後の練習に活かしていきたい」と意気込んだ。
▲途中から水野の代わりにリベロとして出場した佐々木翼(文1・雄物川)
スタメン争いに名乗り出ることはできるのか
文・写真=北原倖多(文2)