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2014.02.07
テニス

関東大学テ関東大学テニスリーグ入れ替え戦 男子は悲願の1部復帰、女子は1部残留
 9月21日に日大テニスコートにて関東大学テニスリーグ男子入れ替え戦vs日大が行われた。接戦の末、ダブルス2-1、シングルス3-3の計5-4で勝利し悲願の1部復帰を果たした。

 ダブルス1では、1セット目を6-3で取ったが、2セット目は1部の意地を見せる日大の前になかなか点を取ることが出来ず、0-6で落としてしまう。続く3セット目では金城充(法4・沖縄県立南風高)が強烈なサーブで相手の体勢を崩し、石井開(経済3・大成高)が粘り強く相手のスマッシュを拾い得点に繋げ、接戦を繰り広げる。一進一退の攻防を展開して最後まで相手を追い詰めたが、タイブレークの末に6-7で惜敗した。それでもその後のダブルス2とダブルス3で連勝し、2-1と専大が1歩リードした形でシングルスに繋げた。

 しかし、そのリードを守ることは出来ず、シングルス3本を連続して落としてしまう。これ以上負けられない、崖っぷちに立たされた専大だったが、それによって選手たちの心に火が付いた。シングルス4の野口直(経済2・獨協埼玉高)は1セット目からタイブレークという接戦のなか、負けられないというプレッシャーを勢いに変えフルセットの末に勝ちを収める。続くシングルス2では1セット目を1-6で取られてしまったものの、夏目脩平(経済4・浜松工業高)の積極的に前に出る攻めのテニスで2セット目を6-2、3セット目も7-6で連取し勝利。残るシングルス1も金城の力強い安定したプレーで勝利を収め、見事18年ぶりの1部復帰を決めた。

 試合後、岡監督は「今回のキーポイントは、学生のつながりが強く、誰かが負けたら自分が勝ち取るという気持ち、絶対1部に復帰するという気持ちが強かったこと」と試合を分析し、「今後は感情だけでなく、論理とのバランスのとれた試合が出来るようにする」とチームの将来を見据えていた。また、主将の野原鴻(経営4・足利工業大学付属高)は「1部と2部では練習から違う。来年からは、今の練習ではなく1部のチームと同じような練習をしていかなければならない」と、これからの課題を語った。



▲強烈なサーブを繰り出す金城


▲攻めのテニスで相手を押す夏目

 

 翌22日には専大テニスコートにて関東大学テニスリーグ女子入れ替え戦vs立教大が行われた。専大は1部の意地を見せ、ダブルス1-1、シングルス4-1の計5-2で勝利し1部残留を決めた。

 ダブルス1に出場した金子真理子(文3・秀明八千代高)、下川花(商2・富士見丘高)ペアは積極的に二人で前に出て攻めたが、相手の気迫のこもったプレーに押され1-6、4-6とストレートで落としてしまう。幸先の悪いスタートとなってしまった専大だったが、残るダブルス2を6-3、6-4で勝ち取り、早々と追いついた。

 1-1の状態で始まったシングルス。試合後に平田監督が「シングルスは特に1部と2部の差が見せられた」というように、専大が常に押しているゲーム展開となった。

 シングルス4の中束涼子(経済3・前橋育英高)は力強いプレーで1セット目を6-0で取る快調な滑り出し。しかし、2セット目の途中でメディカルタイムアウトをとり、怪我が影響したのか4ポイント取られてしまう。それでも最後は意地を見せ、2セット目を6-4で取り勝利した。シングルス1の下川は今年のインカレでシングルスベスト8の寺田選手と対戦。強敵を相手に1セット目からタイブレークと引けを取らない試合展開だったが、5-7、4-6とあと1歩及ばず、惜しくも敗戦した。

 シングルス2、シングルス3、シングルス5でも安定した試合運びでストレート勝ちを収めた専大が、ダブルスとの合計5-2で勝利。1部への残留を決めた。

 試合後、平田監督は「1部に残らなきゃいけないというプレッシャーの中、1部の意地を見せることが出来た」と振り返った。また、主将の小川実香(商4・秀明英光高)は「前日に男子が1部復帰を決めてプレッシャーもあったが、選手はそれを勢いに変えてプレーしていたので良かった」と話した。


▲怪我に負けず力強いショットを打つ中束

 

 今回の入れ替え戦で、男女ともに1部所属となった。岡監督、平田監督は、「1部にいるからには目指すは王者」と目標を語ってくれた。これからの活躍を期待するとともに、もっと専大テニス部を盛り上げていきたい。


(伊東 祐佳・文1=写真も)