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2023.04.12
バレー

【バレーボール部】千葉のブロック炸裂! 初陣を勝利で飾る

〈4月8日 小田原アリーナ〉


春季リーグの初戦で明治大学と対戦した。1セット目は前半こそ得点を重ねていたが、終盤になりミスが目立ち、落としてしまう。続く2セット目は1セット目と同様死闘が続きデュースまでもつれたが、運を引き寄せ2セット目をものにした。勝ち越したい3セット目も取って取られての展開となる。しかし千葉貫世(経済2・東北)のブロックが相手のスパイクを封じ始め、25-23で勝ち越しを果たす。流れをつかんだ専大は4セット目を25-20で取り、最終セット数3-1で勝利した。


4月8日、2023年度春季関東大学男子1部バレーボールリーグ戦の初戦が小田原アリーナで行われた。初戦の相手は昨年の春季、秋季共に専大が勝利し相性が良い明治大学だ。しかし「今年は1戦目から勝負だったので、勝たないといけないプレッシャーがあった」と甲斐孝太郎(文4・日南進徳)が話すよう、1セット目は堅い展開となった。甲斐兄弟の連続ポイントで試合が始まり、その勢いのまま徐々に点差を離していく専大だったが、後半にサーブミスやスパイクミスが続き22-21と1点差まで迫られる。その後デュースに持ちこみ一進一退の展開が続くも、明大の攻撃陣が上回り29-31で1セット目を落とした。


 ▲試合前に円陣を組むスタメン一同

▲昨年の背番号10から5に変わった山崎


2セット目も拮抗した展開が続いたが、その中でも日本代表は一際存在感があった。甲斐優斗(経営2・日南振徳)は持ち味の高さとジャンプ力を活かしながら、このセットで得点の約半数である13点を決めて見せた。明大も得点を重ねまたもやデュースに持ちこむ展開となるも、最後は甲斐優のサーブがネットをかすめて相手コートに落ち、運を引き寄せる形で大事な2セット目を死守した。


▲春には兄と共にフランスで日本代表候補選手合宿に参加していた甲斐優

「国内では感じられない、世界のレベルの高さを一番に学べた」


勝ち越したい3セット目でもなかなか相手を引き離すことができない。膠着状態が続き迎えた18-18の局面、相手サーブから始まり山崎仁(商4・駿台学園)のサーブレシーブから井出脩斗(経済3・聖隷クリストファー)のバックトスを経由し、甲斐孝がスパイクを放つ。しかしスパイクが相手ブロックにあたって、威力が弱まり、簡単にレシーブされてしまう。そのまま繋がり相手がミドルスパイクを放つと、千葉の高さを活かしたブロックでそれを叩き落とし19-18と、一歩前に出ることができた。昨年の秋季リーグでブロック賞を受賞した千葉はこのシーンについて、「自分の持ち味であるブロックを活かして得点できた。チームに流れを持ってこられてよかった」と、満足感を露わにした。この局面から勢いに乗り始めた専大は3セット目を25-23で取り、4セット目も両サイドから甲斐兄弟のスパイクが立て続けに決まり、終始安定した展開のまま25-20で取り、最終セット数3-1で初戦をものにした。


▲相手のミドルスパイクを叩き落とす千葉▲昨年は1年生ながらミドルブロッカーとしてスタメンに定着した

▲勝利の喜びに浸る一同

甲斐孝は試合を振り、「後半は疲れが溜まってきて、(スパイクやブロックの)高さが落ちてきたりする場面があった。後半に勝負できる選手にならないといけない」と、反省点を述べた。また千葉は「次の試合は自分たちのやることをしっかりやって、勝ち切りたいと思う」と、次戦の慶大戦へと意気込みを語った。


文・写真=北原倖多(文2)