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2014.01.30
野球

東都大学秋季リーグ 第8週 東洋大戦

【第1戦】4安打完封と抑え込まれ初戦を落とす

 

 10月28、29日に、神宮第二球場で東都大学野球秋季リーグ戦東洋大戦が行われた。

 28日に行われた第1戦では、専大の先発投手、池田駿(商3・新潟明訓高)が適時三塁打とソロ本塁打で3失点。3回でマウンドを降りた。その後に投げた投手陣も、粘ってビッグイニングは作らせないものの、徐々に加点されて合計5失点と冴えなかった。

 さらに、この日は打線も振るわない。今季の最優秀投手である相手投手を前に最後まで0を並べられ、4安打完封負けを喫した。長打0に二桁奪三振など、0―5というスコア以上に屈辱の敗戦だった。

 

専大 |000 000 000|0
東洋大|201 010 10×|5

 

【第2戦】河合のHRで追撃するも連敗



 翌日の第2戦では、2日続けての登板となった相手先発投手を攻め、初回から専大のチャンスを迎える。四球で出塁した伊與田一起(経営1・明徳義塾高)が敵失も絡んで三塁へと進塁し、4番の荒木翔平(経営3・横浜高)のゴロの間に生還。前日完封負けを喫した相手から、先制点をもぎ取った。

 前日は冴えなかった守備面でも、先発の谷本憲哉(法2・済美高)が6回まで1失点と好投を見せていた。しかし、7回に3連打で1点を失い、勝ち越しを許してしまうと、その後代わった投手も踏ん張ることができず、野手に失策も出てこの回一挙4失点。更に8回にも1点を追加され、その差は5点に広がった。

 初回以降は0点に抑えられていた専大だったが、追い詰められた9回。4番荒木のソロホームランで1点を返し、ここから反撃を開始する。7番の渡辺和哉(経営2・文星芸大附属高)が四球で出塁したところで代打が告げられ、出てきたのは主将の河合優介(商4・明徳義塾高)。このまま終わるわけにはいかないと、河合は気合を漲らせて打席に向かう。そして、勝負の一球。河合が全力で振り切ったバットに飛ばされたボールは、様々な想いを乗せてスタンドへ飛び込んだ。

 河合の意地の一振りで2点差まで追い上げ、さらに畳みかけたい専大だったが、反撃もここまで。最後には力尽き、4-6で惜しくも敗れた。昨年秋季の入れ替え戦で勝利した相手に、悔しい連敗となった。

 

 春季で2部降格という屈辱を味わい、その雪辱を誓って臨んだ今大会だったが、5位という不本意な結果に終わってしまった。今後は4年生の抜けた新チームで戦っていくことになるが、4年生の悔しさを晴らすためにも、来季の巻き返しに期待したい。

 

東洋大|000 100 410|6
専大 |100 000 003|4

 

(安江 祐輔・経済2)