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6月24日から駒沢体育館にて行われている東日本学生レスリング春季新人戦のフリースタイル全階級の全試合が終了し、70kg級で吉井誠(経営2・岐阜工高)が3位、74kg級で松尾侑亮(商2・いなべ総合高)が2位、86kg級で武田光司(経営2・埼玉栄高)が1位に輝いた。
準々決勝まで順調に駒を進めた吉井だったが、第1ピリオド2分、フォールの危機を迎える。何とか防ぎ2-4。第2ピリオドで巻き返しを魅せ、残り1分、6-6と並ぶ。その後ローリングでポイントを獲得。残り20秒、2点技を決め追い打ちをかけ、10-6と勝利を掴んだ。
次ぐ準決勝は相手に主導権を握られ、ローリング技を受け、2分20秒0-11とテクニカルフォール負けとなるも、3位となり表彰台入りを果たした。
▲準々決勝巻き返しを魅せた吉井
松尾は全試合40秒足らずのテクニカルフォール勝ちで勝ち進み、準決勝を迎える。先制を許しローリング技を決められ、第1ピリオド1分半には1-8まで点差をつけられてしまう。しかしその後、力強いタックルから相手を崩し、流れを自分に呼び込み9-8と勝利を掴む。しかし試合終了後には不服そうな表情をみせた。
迎えた決勝戦。相手の注意2回を受け、30秒間のペナルティーピリオドを守りきり1-0で第1ピリオドを終える。第2ピリオド、3-0と追い上げこのまま流れを掴むかと思われたが、残り1分3-3と追いつかれてしまう。何としてでもポイントを獲ろうとタックルを浴びせる。残り40秒、相手をもち上げ外まで追いやろうとしたところをマット際で返されてしまう。3-5と最後、自ら仕掛けポイント獲得の手前までこぎつけていただけに悔しい結果となった。
▲相手に追い込みをかける松尾
決勝戦まで全試合をテクニカルフォールで勝ち進んだ武田の決勝は3-0まで進んだところ、相手が倒れ、ドクターストップがかかり試合終了。武田はこの結果を受け、昨年に続き2階級制覇を成し遂げた。今年は去年より階級を上げ臨んだため、順応力を問われたがこの階級でも敵なし。武田の強さをみせつける結果となった。
▲力強いタックルを決める武田
明日、グレコローマンスタイルの結果が出揃う。フリー、グレコ共に出場する選手も多い。多くの選手の活躍に期待だ。
(斉藤 葵・商2)