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<9月28日 生田校舎総合体育館地下1階柔道場>
全日本学生柔道体重別選手権大会(以下 全日本学生大会)が10月1、2日に開催される。専大は9月4日に行われた東京学生柔道体重別選手権大会(以下、 東京学生大会)で見事本大会の出場権を獲得。本大会へ臨む國武陸、佐藤優磨、織茂峻伍、志村洸太、藤田監督が意気込みを語った。
藤田純監督
ーー東京学生大会で、4選手が全日本学生大会の切符を獲得した。この結果をどう捉えているか。
「当然優勝した織茂を含む4人がすごいのだが、彼以外の選手も非常によく頑張った。4人がフォーカスされがちだが、何よりもチーム全員で頑張った結果が尼崎(10月15,16日 兵庫県尼崎市で開催される全日本学生柔道体重別団体優勝大会)につながった」
ーー東京学生大会から約1か月、全日本学生大会に出場する選手を含め部内の雰囲気は?
「本当にすごく良い。それぞれ個性が強いが、同じ方向を向き、同じ目標に向かって頑張っている。柔道は個人戦だが、やはり専修大学という看板背負って、チームでやろうと考えている。言うことはない。監督いらないよ(笑)」
ーー今大会に出場される4選手に期待することは?
「試合で勝つことも大事だが、まず試合に出させてもらっていることに感謝をしなければならない。強さだけが全てではない。チームメイト、ご両親、もっと言えば審判、 タイムを計ってくれる人、係員の人、道場を作ってくれる人。選手はその中で試合をするだけだから、勘違いしてはいけない、まずは感謝を」
▲選手1人1人のプレーを見る藤田監督
國武陸 (法4・國學院大學栃木) 81キロ級
ーー今大会で4年生唯一の出場。覚悟はどうか。
「特に覚悟というものは自分の中にない。ただただ勝たなければならないと思っている。 去年も全日本学生大会に出場することができたが、1回戦負けという不甲斐ない結果で終わってしまった。今年は去年の結果を上回り、5位入賞をすれば講道館杯(10月29、 30日千葉県千葉市で開催され、世界大会に向け日本代表の選考会にもなる大会)に出場することができる。そこを目指し、さらに上も狙っていきたい」
ーープレースタイルや強みは?
「プレースタイルはオーソドックス。しっかり相手の道着を両手で掴むということを意識している。自分のリズムに持っていけば負けない自信がある」
ーー今大会への意気込みを。
「5位入賞は最低限でさらに上を目指し、講道館杯に出場して1回でも多く勝ちたい」
▲腰技をきめる國武(上)
佐藤優磨 (商3・広陵) 60キロ級
ーー昨年は2回戦負けで本大会への出場は叶わなかったが、今年はベスト8で今大会の切符を手にした。 今年度の東京学生大会を振り返ってどうだったか。
「正直ラッキーな部分があった。だが、そのチャンスを確実に抑えることができたのはよかった」
ーープレースタイルや強みは?
「技のスピード。チャンスを逃さずしっかりついていくようにしている」
ーー今大会への意気込みを。
「初めての全日本学生大会なので、1回でも多く勝てるように頑張りたい」
▲手技をきめる佐藤(上)
織茂峻伍(経営3・木更津総合) 90キロ級
ーー東京学生大会の優勝で意識の部分で変わったことは?
「今までは特に成果もなく、ただひたすらにやるっていうのが自分のポリシーだった。今回の優勝で勝利へのプレッシャーや部を引っ張っていく責任感など、自分の視点が変わった。 また、まずは自分が変わっていかなくてはならないという意識も持つようになった」
ーープレースタイルや強みは?
「僕はセンスのあるような選手ではない。自分のできることを精一杯出して、とにかく泥臭く勝ちをつかんでいきたい」
ーー今大会への意気込みを。
「やっと手にすることができたチャンス。優勝すれば将来も変わるし、自分の目標にどんどん近づくことができる。何が何でも勝ちにいくという思いでやっていきたい」
▲躍動感をみせる織茂(左)
志村洸太 (商2・つくば秀英) 66キロ級
ーー今大会唯一の2年生の出場となる。そこについての思いは?
「東京学生大会で自分が出場した66キロ級は1、2年生しか出なかったので、自分が引っ張ろうという思いで臨んだ。その結果なんとか全日本学生大会につなげられることができてうれしかった」
ーー プレースタイルや強みは?
「とにかくしぶとくプレーすること。 相手に反則を取らせるようにして勝ちにいきたい」
ーー今大会への意気込みを。
「厳しい組み合わせだが、ベスト8以上で講道館杯に出られるので、そこを目指して頑張っていきたい」
▲相手につかませない志村(右)
文=北原倖多(文1)
写真=高橋尚之(経営3) 小池佳欧(文1)